掲載日:2021/02/10  更新:2021/02/10

インストラクターの資格取得 種類・ジャンルについて

フィットネスのインストラクターにはどのような資格があるのでしょうか。指導ジャンル毎に解説します。

レッスンインストラクターの資格(ジャンル別)

エアロビクスレッスンの資格

エアロビクスのインストラクター資格で代表的なものを2つご紹介します。

まず、日本フィットネス協会(JAFA)が認定する「エアロビクスダンスインストラクター(ADI)」資格。国内の資格では認知度が高く、専門学校などでも養成講座が行われています。
ADIの取得方法には、養成校にて養成コースを受講するか、認定テストを受験する方法の2通りがあります。

もうひとつは、AFAA(Aerobics and Fitness Association of AMERICA)認定の「プライマリーフィットネスインストラクター」資格です。世界73カ国で15万人以上が取得している世界基準の資格となっています。日本ではJWIが窓口となっています。
資格取得には2つの方法があります。1つは独学で受験するする方法、もう1つはAFAA JAPAN FITNESS ACADEMYで開催される養成コースに入校し、養成コース内で取得に挑戦する方法です。

ヨガの資格

ヨガのレッスンを行うにあたっては、必須とされる公的な資格はありませんが、信頼を得るためにも代表的な資格の取得がおすすめです。ヨガのメジャーな資格はいくつかあり、世界で最も有名でスタンダードなヨガ資格である「全米ヨガアライアンス認定資格」、取得難易度が非常に高く、本格的なヨガを極めたいという人が取得する資格である「インド中央政府公認資格」「ヨガ流派ごとの認定資格」、国内には多くのヨガ団体があり、それぞれが提供しているヨガ資格「国内ヨガ団体のヨガ資格」があります。ヨガの種類も多岐にわたりますので、特定のジャンルのヨガの指導を希望する場合には、その流派の認定資格の取得がおすすめです。

ピラティスの資格

代表的な資格認定団体をいくつかご紹介します。
「Basi ピラティス」
アメリカ最大級のピラティス教育団体であり、世界30カ国で活動しています。現在、ピラティス業界の基準となる存在と言われています。ピラティスメソッドの考案者であるジョセフ、クララピラティス夫妻の考えに基づき「Flow」=「流れ」を全てのレッスンに入れているのが Basi ピラティスの特徴です。

「PHI ピラティス」
理学療法クリニックを経営しながら、カリフォルニア大学準教授を務めるルビィ氏によって考案された、正しい姿勢を手に入れることで理想的なカラダの動きにつなげる目的のエクササイズです。トップアスリートから高齢者まで、個々に合ったアレンジができるプログラムが特徴です。

「ピークピラティス」
米国フロリダ州 Mad Dogg Athletics社 のピーク・ピラティスは、アメリカの数多い団体の中でも中心的な存在で、多くの愛好者のいる流派です。ジョセフ・ピラティス氏の伝統を引き継ぎながら現代のニーズを捉え、常にアップデートされていく進歩的なプログラムにも特徴があります。日本では一般社団法人 ピラティスアライアンス会が日本で唯一のピークピラティスライセンストレーニングセンターです。インストラクター養成プログラムでは、何を教えるかだけではなく、いかに教えるかについて学びます。プロとしての成長や完全で体系的なピラティスのアプローチを深く理解することに重点をおいているので、養成コース受講者は高い指導技術のに加え、自信を身につけることができます。

「ポールスターピラティス」
1995年にPolestar Education LLC.は臨床の治療とピラティスを融合させることに関心を持つリハビリテーション分野の専門家に向けて発足し、ポールスターの教育はリハビリテーション医学をベースとしています。ポールスターピラティスの特徴は解剖学、生理学などの科学的根拠に基づき、整形外科やスポーツ医学、運動科学などの科学的研究の知見を融合しているという点。日本では、Polestar Pilates Asia Incのコースが開催されています。

「IHTA ピラティスインストラクター」
IHTAのピラティスは、身体と精神の両方をコントロールしながら本来持っている自然治癒力を高めることを目的にした、西洋と東洋の両方の理念を取り入れた、ホリスティックメソッドです。

「Stott Pilates(ストット・ピラティス)」
世界No.1のピラティスブランドで、様々な分野から高い注目を集めています。マット、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルと、資格が各段階に分かれており、色々なプロップを使ったエクササイズが学べます。

「JAPICA 日本ピラティス指導者協会」
ジョセフ・ピラティスによって考案されたエクササイズをもとに、日本人の骨格に合わせたアプローチ法を加えたメソッドとしたものです。一人一人の身体状況や、ニーズに合ったきめ細かい対応ができるのが特徴です。

「FTP Japan」
2000年に設立され、日本各地にFTP Pilatesアカデミーを設置しています。FTPとはFit To Performの略。マットピラティスとマタニティピラティスの資格を取得できます。イギリス発祥のFTPでは、ピラティス氏の伝統を引き継ぎながら、約80年間かけて進化してきたエクササイズを学べます。

格闘技系レッスンの資格

スタジオエクササイズとして人気が高いのが「ボディコンバット」や「ファイドゥ」といったプレコリオの格闘技系エクササイズ。各団体で養成・ライセンスの取得が可能です。
国内の格闘技系エクササイズのトップブランドのひとつに「BRAFT」があります。ミットを使った本格志向のレッスン等も大手クラブで導入されています。BRAFTでは単なるコリオグラフィーの伝達のみでなく、運動効果につながる高い指導技術に定評があり、所属インストラクターは養成の受講とスキルチェックが必須となっています。
そのほかのライセンスとしては、協栄ボクシングジムが考案した「協栄シェイプ・ボクシング」大手フィットネスクラブでもレッスンが多数導入されています。
格闘技系エクササイズの公的資格は特に必要ないため、有酸素系レッスンのインストラクターがオリジナルプログラムを作成しレッスン提供するケースも多々見受けられます。また、元プロボクサーなどの格闘技のアスリートのセカンドキャリアとして活躍する方も多く、より本物指向の強いリアルさが求められる現場では、人気を博しています。

ダンスの資格

ダンスのインストラクターの資格には、一般社団法人ダンス教育振興連盟(JDAC)が認定を行っている指導士や指導員資格のほか、各ダンスのジャンルごとに団体が認定している資格があります。
エイベックス・アーティストアカデミーの「JSDA公認ダンスインストラクターコース」など、インストラクター養成に力を入れているスクールもあります。
インストラクターの養成講座を受ける最大のメリットは、インストラクターになるために資格がある方が有利というよりも、ダンサーとして練習してきたことを体系的に学べる点にあります。「ダンスが上手である」ことと、「ダンスを教えられる」ことは違います。ダンスのインストラクターを目指すには、まずはダンサーとしての経験を積むことが重要です。インストラクターの資格取得は、「教える」「伝える」ノウハウを習得するための学習手段だと捉えると良いでしょう。

プレコリオレッスンの資格

代表的なプレコリオプログラムのブランドには「レスミルズ」「ラディカルフィットネス」「MOSSA」などがあります。従来はフィットネスクラブの社員によるライセンス取得が大半でしたが、フリーランスのインストラクターや各ブランドの愛好者にライセンス取得コースの門戸は開かれつつあります。
プレコリオプログラムは音源とエクササイズ内容が決められており複数のインストラクターが同一内容のレッスンを展開することから、インストラクターの指導技術のレベルが露呈するプログラムとも言われています。ですので、レッスンの内容構成を行わないからと言ってプレコリオプログラム担当のインストラクターのレベルは決して劣っているというわけではなく、より指導技術の問われるレッスンを担当している「伝える技術」「コミュニケーション力」に特に長けたインストラクターが起用されていると言えるでしょう。

インストラクターの資格を取った後も、継続して学習しよう

インストラクターの資格を取得したら、是非そのカテゴリーのレギュラークラス獲得に向けて動きましょう。継続しないと宝の持ち腐れになってしまいます。即座にレギュラークラスを担当することは時期的に難しい場合でも、定期的にそのジャンルのレッスンに参加するなどして、ノウハウ・スキルを保持しましょう。
レギュラークラスを持った後も、ライセンス取得時に勉強したテキストは定期的に見返すなどして復習をし、自身のレッスンを普段とは違う切り口からレビューし、改善や向上に繋げていきましょう。

まとめ

インストラクターの資格には、ジャンル毎に様々な種類があります。自身がどんな運動を伝えたいのか、どのようなクラスを指導したいのかよく吟味して選択しましょう。

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