掲載日:2021年02月10日  更新:2021年02月10日

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スポーツの現場で活かしたい栄養士の資格(種類)

フィットネスやスポーツの現場で、トレーナーやインストラクターの方がアスリートの方のパフォーマンス向上や一般の方の健康づくりのためのアドバイスをするにあたり、運動だけでなく栄養摂取に関する助言を行うことは切り離せません。現場で活かせるフード・栄養関連の資格の種類についてご紹介します。

栄養士の資格の種類(公的資格)

栄養系の公的資格には、国家資格である管理栄養士、都道府県知事の免許を受ける栄養士があります。

管理栄養士と栄養士

管理栄養士資格は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気を患っているかたや高齢で食事の摂取が困難なかた、健康なかた、ひとりひとりに合わせて専門的な知識・技術を持って栄養指導栄養管理などを行います。
栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、主に健康なかたを対象にして栄養指導や給食の運営を行います。
管理栄養士や栄養士になるには、高校卒業後に管理栄養士養成課程もしくは栄養士養成課程のある大学・短期大学・専門学校の所定の専門課程を卒業することが必要となります。ですので、これから養成校に通い資格取得を目指す場合には、最低でも3~4年の期間が必要です。

栄養士の資格の種類(民間資格)

栄養士の公的資格と比べて、民間資格の場合には勉強期間や取得にかかるコストはさまざまあるため、現在の状況に応じて目指す資格を選ぶことが可能です。

栄養コンシェルジュ

栄養コンシェルジュ資格は、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会により認定されています。管理栄養士、運動指導者、医療従事者らが共同し創設した栄養学習プログラムを修了すると栄養コンシェルジュとしての認定を受けることができます。「現場で活用する」ことに重点をおいて創設された学習プログラムで、栄養の知識を身に付け、食品の栄養情報を評価したり身体の状態を即座に把握する技術を身に付け、現場で効果的に栄養サービスとしてアウトプットする実践的な学習内容となっています。

アスリートフードマイスター

アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定を行なっている資格です。アスリートのパフォーマンスを最大化するために、最適な食事プログラムを提供できるようになることを目指す資格です。

アスリート栄養食インストラクター

アスリート栄養食インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定を行なっている資格です。スポーツ選手に必要な栄養摂取や食事のとりかた、減量や増量のコツ、お弁当を用意するポイント、サプリメンテーションなどを身に付けることを目指す資格です。

スポーツフードマイスター

スポーツフードマイスターは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定を行なっている資格です。スポーツ栄養の基本、毎日の献立やレシピなど、実践レベルまでを習得することを目指す資格です。

スポーツフードアドバイザー

スポーツフードアドバイザーは、日本能力開発推進協会(JADP)が認定を行なっている資格です。「スポーツフードアドバイザー養成講座」を受講し修了することにおより、試験受験の資格を得ることができます。アスリートの栄養管理にあたって必要な知識や、試合のための食事レシピ作成や食事の指導にくわえ、スペシャリストとして必要な能力を身につけることを目指す資格です。

まとめ

栄養士系の資格は、それぞれの資格の趣旨や勉強期間、取得のために必要となるコストはさまざまですので、吟味したうえで、例えばまずは取得しやすい資格にチャレンジし、学びを更に深めたい場合により高水準の資格取得を目指す、と段階を追いながら取り組む方法もおすすめです。

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