掲載日:2021年02月11日  更新:2021年02月11日

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ダンス関連の資格にはどのような種類がある?

ダンス関連の職業では、国家資格や公的資格がなく、実力が何より重視されます。
しかし、ダンスの各ジャンルで民間資格はあり、ダンサーとしての活動内容や目指す方向によって資格を取得している人もいます。就職やオーディションの際に多少有利になる可能性もあると言われています。

ダンス関連の職業では、国家資格や公的資格がなく、実力が何より重視されます。
しかし、ダンスの各ジャンルで民間資格はあり、ダンサーとしての活動内容や目指す方向によって資格を取得している人もいます。就職やオーディションの際に多少有利になる可能性もあると言われています。
ダンススクールやフィットネスクラブでの指導を希望したり、後進を指導する立場を目指すのであれば、ダンスの基礎知識や体系的な指導方法を身につけている必要があるため、資格取得をきっかけに基礎を学ぶことにも役立つでしょう。

ダンスの資格は大きく分けて3種類

ダンス関連の資格には、「ダンサーとしての技術を裏付けるダンスの資格」「認定ダンス指導員資格」「ダンス関連のインストラクター資格」の3つがあります。それぞれご紹介します。

ダンサーの技術を裏付けるダンスの資格

一般に社団法人ストリートダンス協会が認定する「ストリートダンス検定」があります。ヒップホップ、ジャズ、ロックなど、ジャンル別に試験が実施されており、細かく級が分かれているためスキルを客観的判断できます。
ストリートダンス検定は指導者資格ではなく、ダンスの技術の検定にあたるため、ダンサーとしての技術レベルを表すことができる資格とも言えるでしょう。
(教えることを目指す人に向けた上級指導者資格の試験も行われています。)

認定ダンス指導員資格

一般社団法人ダンス教育振興連盟(JDAC)が認定する「認定ダンス指導員資格」の試験は、幅広いダンスの指導者の育成を目的に実施されています。当該資格は、文部科学省・厚生労働省・スポーツ庁の後援を受けているため、ダンスの資格の中では比較的広く知られています。認定資格には、「認定ダンス指導員」「ダンス教育指導士」「ダンス療育指導士」があります。またJDACでは「全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール」を開催するなど、指導者の育成に積極的に力を入れています。

ダンス関連のインストラクター資格

ジャズダンス、バレエ、ヒップホップ、ストリートダンスなどをインストラクターとして教えるダンサーは少なくなく、特に資格の保有は問われないことが大半であることから、先生のアシスタントやサポートからスタートし、そのままインストラクターとなるのが一般的なようです。ただし、ダンスのジャンルや流派によっては認定される資格がある場合もあります。
社交ダンスなどでは数多くの民間プロダンスインストラクター資格などがあります。社交ダンスの資格には報酬を受け取ることのできる「プロ資格」と、ボランティアで教えることのできる「アマチュア資格」があり、「プロ資格」は、競技力の向上を目的にプロ競技者が取得するものになっているため、狭き門となっています。
フィットネスクラブのスタジオではプレコリオ系のダンスプログラムが人気となっています。代表的なプログラムはZUMBA、RITMOS、MOSSAのGroup Groove、レズミルズのBODY JAMやSH’BAM、ラディカルフィットネスのMEGADANZが挙げられます。プレコリオのクラスの資格を取得しインストラクターとなった方の中には、さらにダンスを追求するためにダンススタジオに通い、技術を高める方もいらっしゃいます。

まとめ

ダンスのインストラクターになるために必須の資格はありませんが、職業として活躍の場を確保するためには、各ジャンルのダンサーとしてのキャリアや実績も問われるのが大きなポイントです。指導現場に応じて求められるレッスンも、シンプルで難易度の高くないものから専門性の高い精緻なレッスンまでさまざまであることから、自身の得意なレッスンスタイルやダンスを伝えたい相手の層に応じて、レッスンの活躍の場を選択していくと良いでしょう。

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