掲載日:2021年06月12日  更新:2022年12月05日

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理学療法士の資格の難易度ってどのくらいなの?

理学療法士の資格の取得を目指している方で、
「理学療法士の資格の国家試験の難易度ってどのくらいだろう。」
「理学療法士の仕事って難しいのかな。」
と疑問に思っている方いるのではないでしょうか。

当記事では、理学療法士の資格の合格率や、どのような学校で学べばいいのか、国家試験の難易度、仕事についてなどをまとめています。

資格取得の際に役立ててみてください。

理学療法士の資格の難易度と合格率について

理学療法士の国家試験での合格率は、
79.0%(令和3年結果)
でした。

この数字には、現役合格者と卒業後に再受講した方を含んだ数値となっています。

現役での合格率は
86.4%
と高くなっています。

現役で受講している方のほうが、学校在学中ということもあり、合格率が高くなっています。
医療系の国家資格の中でも合格率は高いほうとなっており、過去を平均すると80%
以上の合格率となっています。

しっかりと国家試験の対策をし勉強ができている方は、合格ができる資格となっているのではないでしょうか。

理学療法士の資格を取得するための学校の難易度や内容について

理学療法士の資格を取得するには、公益社団法人日本理学療法士協会が認定する大学もしくは専門学校に入学をする必要があります。

大学と専門学校の特徴を見ていきます。

大学

大学では、4年生の学校に通い取得をすることになります。
専門学校に比べて、理学療法士だけの勉強だけでなく幅広い分野の勉強をすることもできます。
また、一般教養なども身につきますので学校卒業後の社会人としての知識なども学ぶことができます。
大卒という肩書も付きますので、入社する際に給料が高かったりキャリアアップしやすかったりすることもあります。

他の医療資格などを取得したい場合に、医療系の4年制大学を卒業していることなどの条件もあり、4年制の大学を卒業しておくと卒業後も他の資格を取得する際にも役立ちます。

専門学校

専門学校では、3年間学校に通い資格取得を目指します。
専門学校は大学に比べ1年国家試験を受けるまでの期間が短く、授業料なども安くなります。

カリキュラムに関しても、資格取得後に即戦力として活躍できるよう理学療法士に必要なことを中心的に学ぶことができます。

専門学校だと夜間部もあり、社会人として働いている方でも仕事終わりなどに通うこともできます。
社会人の方で、専門学校に働きながら資格取得を目指す場合には、社会人向けのサポートが手厚い学校を選ぶことがオススメです。

理学療法士の資格の国家試験の難易度は?

理学療法士の国家試験は毎年2月に実施されています。
問題内容は
・一般問題 160問
・実地問題 40問
計200問で構成されています。
出題形式は多肢選択式となっています。

一般問題では、
・解剖学
・生理学
・運動学
・病理学概論
・臨床心理学
・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
・臨床医学大要(人間発達学を含む)
・理学療法
の分野より問題が出題されます。

実地問題では、
・運動学
・臨床心理学
・リハビリテーション医学
・臨床医学大要(人間発達学を含む)
・理学療法
の分野より問題が出題されます。

問題に偏りが出ることはあるものの、幅広い分野の勉強をし、知識を身につけておく必要があります。

理学療法士の資格を取得するための難易度を下げるには

理学療法士の資格を少しでも取得の確率を上げたい方は、
・在学中のサポートが手厚い学校を選ぶ。
・実習などの実技が多い学校を選ぶ。
ことを中心に学校を選んでいきましょう。

在学中のサポートが手厚い学校では、授業後の補講がしっかりしていたり、国家試験対策用のオリジナルテキストを用意していたりなどがあります。
その分、学費が高くなっていることもありますが合格のための大切なサポートとして大切ですので、高くても払う価値はあると思います。

実習実技などの数も大切です。
色々な人へアプローチをすることにより、様々な観点から物事をとらえられるようになり、国家試験の対策ができるようになることはもちろんのこと、卒業後も即戦力として活躍をすることができるようになります。

理学療法士の仕事の内容と難易度は?

理学療法士の仕事の内容は、ケガや病気などで身体に障害がある方へのリハビリや機能改善を仕事としています。

ケガや病気をして精神的に落ち込んでいる方もいますので、励ましながらリハビリなどを指導するため、コミュニケーション能力も必要となります。

患者さん1人1人身体が異なりますので、的確なリハビリや機能改善メニューを作成する知識と技術、経験が必要となります。
的確なアドバイスをすることができることにより、リハビリ終了までスムーズに行うことができ、患者さんから信頼も厚くなっていきます。

理学療法士の資格はしっかり勉強すれば難易度は高くない!

理学療法士の資格の難易度についてのまとめです。
・国家試験での合格率は79.0%と医療系の国家資格の中では、高い合格率になっている。
・大学と専門学校どちらで学ぶかは、ご自身のライフスタイルなどが大切になってくる。
・理学療法士の国家試験は一般問題160問、実地問題40問の計200問で構成されている。
・国家試験の難易度を下げるためには、在学中のサポートが手厚い学校を選んだり、実習などの実技が多い学校を選ぶようにする。
・理学療法士の仕事の内容はケガや病気などで身体に障害がある方のリハビリや機能改善が中心となっている。
・患者さんを励ますことができたり、的確なアドバイスをしてあげられるコミュニケーション能力も必要。

理学療法士の資格を取得するには、基本的な知識はもちろんのこと、医療に携わる知識をしっかりと身につけておく必要があります。

学校在学中に苦手なくしっかり学ぶことができていれば、合格率も比較的高いです。

苦手分野をなくしコツコツと勉強をし、理学療法士の資格を取得できるようにしましょう。

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