全国の健康体操サークルにKAZEを届ける
2015年にリリースしたKAZEに続き、2017年には音楽のビートどりをしないKAZE prepをリリースした。全国8ヶ所で養成コースを開催し、KAZE認定指導者も140名を超えた。KAZEは、トレーニングとしての有効性と親しみやすさの両方を兼ねそろえていることから、指導者はパーソナルトレーナーからグループインストラクター、地域の体操指導者まで幅広い。今後は、全国各地の健康体操サークルで、プログラムのバージョンアップに活用してもらえるようにと、さらなる開発と指導者育成を進めている。
既にリリースしているKAZEプログラムもブラッシュアップを続けており、Facebook Kグループで認定指導者と最新情報を共有するとともに、指導者たちからのフィードバックも開発に活かしていく。新しい動きのパターンや、各動きのポイント、移行動作での注意点をはじめ、きめ細かい配慮と改善を繰り返しながら、指導者が参加者とのつながりを強化できることもサポートしている。
KAZEのプログラムでは、クラスの途中に足先ほぐしの時間があり、そこでインストラクターはショートトークをするルールがある。そこでは、健康やトレーニングの話だけでなく、むしろ、たわいもない世間話をすることで「参加者とコネクトし距離感を縮める」こともKAZEプログラムの大切な要素として位置づけている。仲間の存在でトレーニングやレッスンに行くのが毎日楽しかった上田さんの原体験が、ここにも活かされている。
京都時代のクラス参加者達は、今それぞれどこで何をしているかわからない。それでも、その仲間たちのところにKAZEの便りが届く日は、確実に近づいている。
上田浩之さん Hiroyuki Ueda
一般社団法人日本健康体操普及連盟 代表理事、日本フープダンス協会会長、一般社団法人日本こどもフィットネス協会アドバイザー。
フィットネス指導歴36年。フィットネスセッション、フィットネスフォーラム、フィットネスホットライン、SPORTEC、スズキワールドカップ、全日本エアロビクスコンテストなど、数々のフィットネスコンベンションやイベントにてプレゼンターを務める。新日本プロレス、大塚晶則(野球)、競技エアロビクス選手など多くのアスリートにもトレーニングを指導。テレビ出演や、書籍、DVDなども多数。
MUST ITEM!
KAZEの新しいエレメントの編集、記録に愛用しているiPad。
移動中もこれで内容を練っています。
写真
①昨年のインストラクター養成講座東京会場
②開発段階での高齢者対象テストクラス
③オンザビートのKAZE
④開発チームの澤木さん、荻島さんと。
昨年のフィットネスセッションにてプレゼンテーターを務めました。