掲載日:2021年08月08日  更新:2021年10月07日

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Career 将来はどんな道がある?気になる入社後のキャリアパス

将来はどんな道がある?気になる入社後のキャリアパスを紹介

正社員の割合は約2割クラブを仕切る重要な役目

フィットネスクラブの従事者を雇用形態別に分けると大きく、社員(正・契約)、パート・アルバイト、フリー(業務委託)の3種類に分けられる。このうち、パート・アルバイトが6割以上を占め、正社員は2割弱に止まる。

次に職務別に分けると、インストラクター・トレーナーが約7割を占める。管理・営業は1割強で、ほとんどは正社員である。つまり、少数の正社員が中心となって多数のパート・アルバイトや、複数のクラブをかけもちするフリーのインストラクターらをまとめるという店舗運営の構造になる。そのまたさらに少数の正社員が本社・本部の仕事にあたっている。新卒の正社員として、フィットネスクラブ経営企業に入社した場合、一部の企業を除いたほとんどの場合がインストラクション部門のインストラクター・トレーナー(ジムかスイムのスタッフ)もしくは店舗運営部門のフロントスタッフとして現場に配属される。

それから数年間かけてそれぞれの部門のキャリアを一本道で高める場合と、両部門のキャリアを積む場合とがあるが、多くの場合、後者の道を経て、入社数年後にサブマネジャー(一部はチーフインストラクター)へ進み、その数年後にマネジャーとなるケースが多いようだ。

訪れるキャリアの分かれ道店舗開発の経験必須

サブマネジャー・マネジャーを経験した後、その能力や適性によって本社・本部に異動し
て、営業統括、店舗開発、施設維持、マーケティング、教育・プログラム開発、人事・総務などの仕事に就く者もいる。これらのうち、店舗開発という業務だけはやや特殊性が強いため、不動産開発や建築設備、マーケットリサーチなどの知識をもち、その分野で相応のキャリアを積んだ者がなるケースが多い。この業務にはゼネコンやサービス・流通店舗の開発経験のある中途入社の人材が登用されることも多い。もし経営幹部を目指すのなら、店舗開発業務は避けて通れない部分であるため経験しておくことをお勧めしたい。クラブ部門、本社・本部いずれにせよ、高いレベルを目指してキャリアを形成していくことになる。

参考までに、レベル区分の目安を表にあげておく。

レベル区分の目安

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