掲載日:2021年11月14日  更新:2023年12月06日

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パーソナルトレーナーが取れる資格一覧

パーソナルトレーナーに必要な資格はありませんが、役立つ資格はたくさんあります。
そのなかでも資格として強い、国家資格を取得することでその先の活動にとても役立つでしょう。NSCP-CPT、JATI-ATI、JHCA-FC、JSPO-AT等、有効な資格を紹介します。
パーソナルトレーナーが取れる資格一覧

資格一覧を見る前に、パーソナルトレーナーの条件とは?

パーソナルトレーナーになるにはどうすればよいのでしょうか?
専門職なので、特別なことが必須のように感じますが、パーソナルトレーナーに特に必要な条件はありません。
ということは資格も、もちろん必須ではないのです。
何も資格がなくても、パーソナルトレーナーと名乗ってもまったく問題はありません。

しかし、パーソナルトレーナーで活躍しているほとんどの人は資格を取得しています。
正しい知識や実技能力がないまま指導を行うことは危険が伴い、安全にトレーニングすることはできません。
多くのパーソナルトレーナーが資格を取得する理由は、
正しい知識を得ることはもちろん、ほかにも資格を取得することで、自分の実力を認知してもらい信頼を得ることができるからです。
就職する際にも、どのくらいのレベルなのかを理解してもらうことができます。

このような理由から資格を持たないパーソナルトレーナーはあまりいないと言えるでしょう。

パーソナルトレーナーは国家資格がある?有利な資格一覧

パーソナルトレーナーに必要な資格はありませんが、役立つ資格はたくさんあります。
そのなかでも資格として強い、国家資格を取得することでその先の活動にとても役立つでしょう。
パーソナルトレーナーが取得すると役に立つ国家資格はいくつもあります。

・理学療法士
・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師

これらの資格を取得しているパーソナルトレーナーも多くいます。
例えば、トレーニングをする中で行うマッサージですが、医療行為としてマッサージをするためには
この「あん摩マッサージ指圧師」の資格がないと行うことができません。
ですので、怪我の回復をサポートしなければならないパーソナルトレーナーにとっては、必ず必要な資格となります。
そして、医療行為が行えるということは、何か怪我をしたりした場合に素早く応急処置ができるので、
アスリートなどのパフォーマンスをしなければならない人を指導する場合は特に重要な資格なのです。

国家資格なので試験はもちろん簡単ではありません。
勉強の時間を確保しながら、資格取得を目指してください。

パーソナルトレーナーに役立つ主な資格の一覧

パーソナルトレーナーに役立つ資格はたくさんありますが、そのなかでも有名な資格をご紹介します。
これから紹介する資格を取得していると就職などに役立つものが多いのでおすすめです。

NESTA-PFT

NESTA-PFTは全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会が認定するパーソナルトレーナー資格です。
この資格は、フィットネス業界で有名な資格なので、あまりパーソナルトレーナーとしての実績がないひとでも、
資格をもつことで圧倒的に信頼してもらいやすくなります。

NSCP-CPT

NSCA-CPTはNSCAジャパンが認定するパーソナルトレーナーの資格で、スポーツ選手やアスリートだけでなく一般的な幅広い世代に対して指導することができます。
パーソナルトレーナーが安全に効果的なトレーニング指導ができるように学び資格取得を目指します。

JATI-ATI

特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会が認定する資格です。
この資格はパーソナルトレーナーにとって基礎的な指導をする上で必要な知識を身につけます。
これからパーソナルトレーナーを目指そうとしている人におすすめな資格です。

JHCA-FC

特定非営利活動法人 日本ホリスティックコンディショニング協会が認定する資格です。
この資格を持っていると、フィットネスジムやスポーツクラブで採用されやすいという利点があるので就職に有利な資格です。
総合的な観点から、トレーニングメニューを作成して指導できるように学んでいきます。

JSPO-AT

日本スポーツ協会認定のアスレティックトレーナーの資格です。
この資格はプロのアスリートを指導するひとに向いている資格です。
トレーニングだけでなく、応急処置やリハビリなどの医療行為もおこないます。

NATA-ATC

全米アスレティックトレーナー協会が認定しているアスレティックトレーナーの資格です。
この資格は日本で取得する事ができず、アメリカの大学院で学ばないといけません。
JSPO‐ATと同様でトレーニング以外にも、応急処置~競技力向上の指導をする事もできます。

れぞれのパーソナルトレーナー資格の特徴一覧

NESTA-PFT の特徴

トレーニングの指導だけでなく、パーソナルトレーナーからみたビジネスの知識も習得することができます。
さらに、日本だけでなく世界的にも信頼性をもって活動することができるので、
海外での活動を視野に入れている人にもおすすめの資格です。

NSCP-CPT の特徴

受験資格は規定の条件のほかに、CPRとAEDの資格を取得する必要があります。
CPRは心肺蘇生法のことで、トレーニング中に急に倒れたり怪我をした場合に医療行為として応急処置をできるようになります。
正しい知識をもち、応急処置にあたることができるのはパーソナルトレーナーとして必要なことなので、
この資格を取得する予定がない人でももっておいた方が良いでしょう。

いざというときに指導相手のすぐそばにいるパーソナルトレーナーが1秒でも早く助けられる可能性があります。
慌てて間違った対応をしてしまわないためにも資格を取得していきましょう。

JATI-ATI の特徴

この資格は日本のパーソナルトレーナーの資格の中でも特に有名な資格です。
養成講座を受講して、しっかりとテキストを学び復習をしていれば、比較的に試験は通りやすいでしょう。

この養成講座を受講した人としていない人を比べると合格率は受講した人が80%と比較的高くなっています。
ですので、資格取得を考えている方は養成講座に参加することをおすすめします。

JHCA-FCの特徴

JHCA-FCは問題集がしっかりとしているので、勉強により力をいれなければなりません。
JHCAは講習会を開催しているので、こちらに参加して知識を深めることができるでしょう。

実践での実力もみられるので、自分で復習してトレーニングに励みましょう。
たくさんある資格の中で、鍛錬度という項目は珍しく、しっかりと実践での実力を重視している証拠です。

JSPO-ATの特徴

この資格は、公益財団法人日本スポーツ協会が主催する講習会を受講しなければなりません。
受講したうえで筆記試験と実技試験に合格した人が取得をすることができます。

ただし、この講習会を受講できる人は、
公益財団法人日本スポーツ協会に加盟する団体から推薦状をもらった人に限ります。

まとめ

いかがでしたか?
パーソナルトレーナーに関する資格にはたくさんの種類と特徴があることがわかりました。
どういった分野で仕事をしたいかによって必要な資格は変わってきます。
さらに上を目指したいと思ったときに、国家資格の資格を取得していることが受験条件の資格も出てきます。
ですので、できるなら国家資格の取得をすることをおすすめします。

今回ご紹介したどの資格も基礎となる正しい知識を身につけられるので、
パーソナルトレーナーとしてより効果的な指導を自身をもって行えるようになるでしょう。

パーソナルトレーナーの仕事は指導相手と一緒にマンツーマンで行うので、達成感がありとてもやりがいのあるものです。
ぜひ自分が目指すパーソナルトレーナーの理想に役立つ資格を見つけて、ぜひ活かしてくださいね。