インストラクターってどんな人を指すの?資格や種類は?
インストラクターとは簡単に言うと、スポーツクラブやジムでトレーニング指導をする人のことです。
しかし、マシンの使い方を指導するトレーナーとちがい、インストラクターは作成したトレーニングメニューをもとにマンツーマンで指導をおこないます。
トレーニングに関する指導だけでなく、食や生活習慣など広範囲で指導をおこないます。
さて、インストラクターになるにはどうしたら良いのでしょうか?
実はインストラクターになるために必ず必要な資格はありません。
しかし、責任をもって安全に指導をおこなうためにほとんどのインストラクターが資格を取得しています。
今回はインストラクターとして活動するうえで役立つ資格と種類をご紹介します。
インストラクターはスポーツ以外にも!
インストラクターとして代表的なのがスポーツに関連するものです。
インストラクターというと思い浮かべるのは、筋肉があり日焼けした明るいイメージのかたが多いのではないでしょうか?
実は、インストラクターというのはスポーツに限ったものだけではありません。
医療や教育などのインストラクターというものもあるので代表的なインストラクターの種類と資格をいくつかご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
スポーツインストラクターの資格の種類
スポーツに関するインストラクター資格は沢山ありますが、どういったものなのでしょうか?
ボディメイクインストラクター
ボディメイクとは、綺麗なシルエットを作るために筋肉をつけたり減量して整えるものです。
ダイエットとは違い、あくまでもボディラインを綺麗にみせるようにつくる作業です。
カウンセリングを実施後、トレーニングメニューを作成してトレーニングにはいります。
ボディメイクインストラクターは、トレーニングの基礎の他に、栄養学、機能解剖学、運動生理学などの幅広い知識を必要とします。
ボディメイクインストラクターにも特別必要な資格はありませんが、おすすめの資格をご紹介します。
・NSCA-CPT
・NESTA-PFT
・JATI-ATI
これらの資格はインストラクターとして役に立つでしょう。
ジムインストラクター
ジムインストラクターが、最も大切にしなければならないのは、利用者の安全です。
利用者が安心して安全に運動ができるように、マシンのメンテナンスなどもおこないます。不具合がある場合、すぐにみつけられないと事故の危険につながってしまいます。
ジムインストラクターは、マシンの使い方を指導するほかトレーニングメニューを作成してトレーニング指導やスタジオレッスンをおこないます。
おすすめの資格は、
・NSCA-CPT
・NESTA
などのアメリカ認定の資格です。
スクールなどで学ぶことができます。
ヨガインストラクター
ヨガ人口が増えつづけている現代、ヨガインストラクターの需要はとてもあるといえるでしょう。
ヨガインストラクターとは、その名の通りヨガのインストラクターです。
独立して個人で仕事をするひともいれば、沢山のインストラクターを採用している会社に就職するひともいて、働き方は様々です。
ヨガインストラクターで有名なのが、全米ヨガアライアンス認定の資格です。
要請スクールなどで200時間受講をすることで、全米ヨガアライアンス認定資格(RYT200)を取得することができます。
ヨガはポーズだけではなく、幸せについての定義など哲学的ならことも学ぶ必要があります。
ですので、必要と思われる分野の資格を取得していくと良いでしょう。
グループエクササイズフィットネスインストラクター
グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)とはフィットネスを集団で行うためのインストラクターの民間資格です。
GFIの資格試験は日本フィットネス協会により行われています。
GFIの資格は総合的なもので一つの資格というわけではありません。
・ストレッチングエクササイズ(SE)
・エアロビックダンスエクササイズ(AD)
・ウォーキングエクササイズ(WE)
・アクアウォーキングエクササイズ(AQW)
・アクアダンスエクササイズ(AQD)
・レジスタンスエクササイズ(RE)
グループでエクササイズをすることの達成感が人気で需要が高まっています。
資格の合格率は8割以上なのでしっかりと学んで望めば合格できる可能性は高いです。
たくさんの人数で運動するので、楽しくそして安全に指導できるようになります。
医療に関するインストラクターの資格の種類
医療に関するインストラクター資格があるのをご存知でしたか?
ここでは医療に関するインストラクターについてご紹介します。
医療事務インストラクター
医療事務インストラクターは、病院などに出向いて医療事務専用のパソコンの使い方を医療事務員に指導します。
医療事務専用パソコンはメーカーごとに使い方が全く違うので把握する必要があります。
ですので、熱心に勉強を続けていかなければならないので根気がひつようです。
そしてそれをさらに分かりやすく相手に伝えなければならない為、コミュニケーション能力も必要となります。
教育に関するインストラクターの資格の種類
さいごに教育に関するインストラクターをご紹介します。
いくつかあるので、参考にしてみてください。
環境教育インストラクター
環境インストラクターとは一体どのようなものなのでしょうか?
環境問題をいろいろな面から考えて学習指導を行います。この資格に挑戦する場合は、特定非営利活動法人環境カウンセラー全国連合会 ECUが認定する団体主催の「環境教育インストラクター応募資格取得セミナー」の受講修了が必要です。
もしくはECUが実施する「環境教育インストラクター応募資格取得通信講座」の受講修了が必要になります。
食育インストラクター
食育が推奨されている現代では食育インストラクターの活動の場は広がっています。
食育インストラクターの資格は幼稚園や保育園、学校、病院などで活かすことができます。
幼稚園や保育園、学校では、 栄養バランスがとれた給食と見た目の美しさを知り食べることの楽しさ、マナーなどを提供します。
資格は、プライマリーと4~1級に別れており、食育の知識の理解によりわかれています。
・食育インストラクタープライマリーは、協会指定の通信教育講座を修了すれば資格を取得することができます。
・食育インストラクター4級は、
①協会が推進するスクールで調理技術基礎を6単位と食育授業を6単位取得すること。
②NPO協会主催「食育インストラクター4級資格認定研修会」1日受講が条件です。
※調理技術に関しては、調理師学校に通う者は免除されます。
・食育インストラクター3級は、
①プライマリー取得者で推進校に通学
②4級取得者で推進校に通学した者
③プライマリー取得者で推進校に未通学
④食育関連の国家資格取得者または協会会員
のいずれかに該当する必要があります。
・食育インストラクター2級
試験は試験内容は
①食育筆記
②調理実技筆記の2種類です。
・食育インストラクター1級
試験は
①食育筆記試験
②食育メニューの提案および、食育活動報告書(抱負に関する論文含む)の提出が義務付けられています。
ですので、どこかで報告書に記載できる活動をする必要が出てきます。
児童英語インストラクター
児童英語インストラクター資格は一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が創設した視覚です。資格をするすることで、子どもに英語を教えるための基礎やレッスンの基礎知識が認められます。
受験資格は一般社団法人日本能力開発推進協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了すること、となっています。
生涯学習インストラクター
この資格は、文部科学省が認定した社会通信教育コースの修了すると認定され、あらゆる生涯学習活動のリーダーや支援者として、推薦、紹介してもらうことができます。
階級は1級と2級があります。
主に1級を取得している人が活動しています。
資格や種類を踏まえてインストラクターに向いている人
様々な資格をご覧いただけたと思いますが、インストラクターに向いている人とはどのような人でしょうか?
インストラクター全般にいえることは、コミュニケーション能力です。インストラクターは教えるのが仕事なので、人にわかりやすく伝える能力とモチベーションややる気に繋がる話し方が大切になります。
ですから、陰気な雰囲気よりも明るさがあったほうが良いでしょう。
そして、インストラクターは最新の情報に触れるために学び続ける姿勢が大切になります。
資格は取得したから終わりではありませんので、熱心に学べるかたが向いているでしょう。
資格の種類を生かしたインストラクターの働き方
それぞれの資格には、様々な役立て方があることがお分かりいただけたと思います。
スポーツ関連の仕事をするひとでも医療行為は必要になりますし、トレーニングの現場だけでなく地域の子供や介護施設での健康の維持、促進に役立てることもできます。
ですので、多方面から自分の仕事に関わる資格を取得することで、より専門的に仕事をすることができるでしょう。
インストラクターの資格と種類のまとめ
いかがでしたか?資格がいらないインストラクターの仕事は、自分のやる気と真摯に向き合う姿勢でいくらでも可能性が広がります。
相手との信頼関係を掴むためにも、自分の理解をより深め学び続けるためにも資格取得を目指してみてくださいね。