①病院・クリニック
病院やクリニックで、患者さんの治療食の栄養管理や栄養相談を行います。
最近では、歯科医院でも栄養士を常駐しているところが多いです。
②企業
企業の社員食堂、具体的には事業所・工場・寮・健康保険組合などで、給食管理や栄養相談などを行います。
食品メーカーでは、新商品の研究開発・品質管理・食品の分析や衛生管理などを行います。
また、企業によっては、その会社がスポンサーしているスポーツチームのアスリートの栄養や食事を、トレーナーとともにサポートするという仕事も増えています。
その他では、商品の紹介や販売を担当する営業職になることもあります。
外食産業や宅配サービスの会社で、メニューの開発や店舗の管理などを任されることもあります。
③行政機関
都道府県保健所、市町村保健センターなどで、地域住民の栄養指導や保健指導、栄養調査、給食施設の指導などを行います。
④福祉
特別養護老人ホーム、心身障がい者施設、保育所などで栄養管理や摂食障害のある人の支援を行います。
⑤学校
幼稚園、小・中・高校などの学校、教育委員会で給食管理や食教育の仕事に従事します。
⑥スポーツ
フィットネスクラブでトレーナーとして活動しながら、会員さんの栄養アドバイスを行います。
スポーツチームやクラブでスポーツ選手の栄養指導や管理をする管理栄養士もいます。
公認スポーツ栄養士の資格制度ができて、活躍の場が広がりつつありますが、狭き門です。
⑦研究・教育機関
大学・短大・専門学校などの教育機関で未来の管理栄養士・栄養士に、講師として授業やゼミを担当します。
⑧メディア
Webライターとして、栄養や食事の記事執筆・監修等を行います。他には栄養計算やデータ収集など、在宅ワークで子育てをしながら活動しているケースもあります。
出版・新聞・テレビ・広告代理店などで、栄養士の知識や技術を活かして、活動するスタイルもあります。
栄養士の平均収入
平成30年賃金構造基本統計調査 職種別第3表 職種・性、年齢階級、経験年数階級別所定
内給与額及び年間賞与その他特別給与額 によると、栄養士(女性) 所定内給与額 226000円
年間賞与その他特別給与額590600円です。
栄養士の平均年収は、約330万円です。