栄養士の仕事は、食に関わるものがほとんどです。
食に対して興味がある、すなわち食べることが好きな人は、栄養士の資格に向いている条件の一つと言えます。
栄養士の仕事は栄養指導や献立作成以外に、職場によっては調理を担当したり、作ったものを試食することもあるからです。
また、今何が流行っているのか?トレンドを意識することも、栄養士の仕事をするうえで大切です。
スーパーやコンビニに並んでいるものを実際に栄養士目線で食べてみることも必要になってきます。
そのため、食に対して興味や関心を持っていることは、栄養士にとって最も重要な適性になるでしょう。
②探求心がある人
栄養士として働くためには、探求心が不可欠です。
これは、医学や栄養の知識や栄養指導の技術が、日々新しいものに更新されるためです。
したがって、栄養士になってからも、自己研鑽する姿勢は欠かせません。
③粘り強い人
栄養士の業務である栄養指導や栄養相談は、多くの人と関わる仕事です。
対象者によっては、長年の食生活を変えるのが難しい人もいます。
栄養士にとっての常識が、対象者にとっては非常識のことも大いにありうることです。
行動変容につながるように、粘り強く寄り添うことも必要なスキルになってきます。
④リケジョの人
栄養士の仕事は、家庭の料理作りの延長と思われがちですが、実はリケジョ(「理系女子(りけいじょし)」の略語)であることも向いている条件の一つです。
栄養士の養成課程では、化学や生物の知識も必要になってくるからです。
動物実験を行ったり、化学の実験で劇薬を扱うこともあります。
まとめ
本気で栄養士になりたいあなたへ
・栄養士になるには?資格取得の条件
・栄養士の仕事内容
・栄養士の資格を取得してからの進路と平均収入
・栄養士の資格に向いている人の条件
について解説しました。
健康志向の高まりが進んでいる中、人の健康を栄養面から支える専門家として、今後も栄養士の期待は高まると思われます。
本気で栄養士になりたいと思っているあなたの一助になれば幸いです。
参考図書:『管理栄養士・栄養士になるには』藤原 眞昭著 ぺりかん社
『大学学部調べ 栄養学部』佐藤 成美著 ぺりかん社