掲載日:2022年02月10日  更新:2022年03月28日

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トレーナー個人が無料で始められる。Webマーケティングを大公開!

パーソナルジム「ジムフィールド」フランチャイザーとして、パーソナルジム25店舗の集客をサポート
する郡勝比呂さん。
約5年前から、SEO、MEO、SNS施策をはじめ、Webマーケティングの専門業者やコンサルタントに多額の予算を投じて、経験と知見を培ってきた。
Webマーケティング業界の変化が激しい中、個人事業主のトレーナーとしてできることとは?

基本中の基本は、ホームページをきちんと作り、活動実績を積み上げること

郡勝比呂さんは、SEOやSNSに、多額の予算をつぎ込んでWebマーケティングに取り組んできたが、この5年間で、Google検索のアルゴリズムも変わり、SNSのトレンドも変わり、競争ルールがどんどん変わることを体験してきている。
その中で、パーソナルトレーナーとして市場競争力を保つうえで重要なことは、本質に近づいていくことだと話す。

「Google検索結果の順位を上げるSEO対策では、以前までは被リンクを増やすことや、SEOライティングなど、Google評価のアルゴリズムに合わせたテクニカルな施策でPV数(閲覧数)やUU数(ユーザー数)を増やすことができました。ですが、今後はGoogleが持つAIが、Web上のあらゆる情報を分析して、画像や動画も含めたすべてのコンテンツから、的確な検索結果を出していくことに、どんどん近づいていきます。それを考えると、今からSEOやSNS運用のテクニックを学んだり、そこにお金や労力を費やすよ
りも、自分や自社のホームページをきちんとつくり、活動や情報を確実に発信していくことのほうが、中長期的に、Web上でもリアルのビジネス
でも競争力が高められると思います」

そこで、郡さんが数々の経験を踏まえてお勧めする、無料でできる3つのWebマーケティングの基本中の基本施策と、有料広告の考え方を紹介していく。

1  ホームページをきちんとつくる

ホームページ制作で郡さんが勧めるのが、無料ホームページ作成ツール「ジンドゥー(Jimdo)」。
郡さんも自社のサイトはすべてこのサービスで作成しているという。

デザイン性が高く、スマホなどモバイル端末にも対応するレスポンシブレイアウトのテンプレートが用意されており、月々990円の有料版にすれば、独自ドメインとジンドゥーの広告を非表示にできる。また、月1,590円で、SEOやアクセス分析などの機能も使える。

さらにジンドゥーは、SNSやGoogleビジネスプロフィールとの連携がしやすく、AIがホームページに画像や情報を組み込む機能もあり、オンラインにアップした情報と整合したホームページが作りやすい。

郡さんは、ホームページにブログ機能をつけて、そこから活動予定や活動実績をこまめにアップすることを勧めている。

以前は、自分の文章が読まれるために、有名ブログサイトにブログを持ったり、情報の拡散も見込んでSNSをブログ代わりにする動きもあったが、今後Googleの評価が実態に即したものに近づくことを考えると、公式ホームページを自分の情報の本拠地としてブログに蓄積し、その情報を各種のSNSやメディアに展開していくほうが、自分の存在やサービスが確実に評価されると考えられる。

情報が統合されてGoogleに認識されることに備えて、ジム名や活動名、住所の表記なども、ローマ字表記、カタカナ表記などの表記ゆれをなくし、公式ページとGoogleビジネスプロフィール、SNSなどでも統一しておくことも大切だ。

Web上の自分の情報が、自分の活動として評価されるうえで、表記の統一は見落としがちであるものの重要度が高まっていく。
今のうちに確認しておきたいポイントだ。

2 ジムを拠点にしている人は、GoogleビジネスプロフィールでMEO(地図表示対策)をする

2 ジムを拠点にしている人は、GoogleビジネスプロフィールでMEO(地図表示対策)をする

特にジムを経営している、またはジムを拠点に指導をしている場合は、MEOも無料で行えるため、やっておくべきと郡さんは話す。

下記①~③は、自身で進められることだが、④のクチコミは「やらせ」的になってしまうと却ってGoogleの評価が下がるため、工夫してユーザーからのクチコミを集める施策が必要となる。

郡さんは、主に下記の方法でクチコミを集めているという。

3 LINE公式アカウントでお友だち登録をしてもらい 体験会やオンラインセミナーで接点を持ち、顧客化していく

近年、飲食店や小売業の店舗でも、集客や販売促進、顧客維持に、LINE公式アカウントが活用され始めている。

郡さんも、パーソナルジム「ジムフィールド」、オンラインフィットネス「KOHRIMAN’S ONLINE FITNESS」、パーソナルトレーナー育成スクール「スポーツトレーナースクール」など、事業ごとにそれぞれLINE公式アカウントを持っている。
事業ごとに、オンラインでの顧客接点から、LINEでお友だち登録を促し、定期的に情報を配信しながら、顧客をナーチャリングしていく。
 
LINE公式アカウントでは、ステップメールの設定や、予約機能、チャット機能もあり、販促に活用できる機能があることに加えて、ジムやスタジオの顧客管理システムのように利用動向が分析できたり、リピーターに繋げるクーポンが発行できるなど、顧客の定着策にも活用できる。

LINE公式アカウント開設も無料ででき、月ごとの送信メッセージ数により、5,000円/月、15,000円/月のプランが用意されている。
資源が限られている個人事業主やマイクロジムでも利用しやすいサービスとなっている。

4 Webマーケティングの基本が準備できたら Web広告にもチャレンジしてみる

無料で行える1~3の施策が整ったら、月数万円からWeb広告を運用してみる。

郡さんは、「パーソナルジム」「オンラインフィットネス」などサービス名を入力して検索する「ニーズ顕在層」には、Googleのリスティング広告を活用している。

一方、運動不足を感じているものの何をしたらいいか分からないという「ニーズ潜在層」には、FacebookやInstagramで、エリアや属性を指定して、その人の目に情報が自然に入ってくるように広告を運用している。

広告ツールの制作は、無料でデザイン制作ができるアプリ「Canva」を活用。
「Canva」は、チラシやポスターのデザインから、Instagram用広告、Facebook用広告、動画やアニメーションにもそれぞれテンプレートが用意されており、文字や画像、動画を差し替えるだけで、簡単にクオリティの高い広告ツールをつくり、出稿までを手軽に行える。

広告でオファーする内容も、「ニーズ顕在層」には入会キャンペーンなど直接的なオファーを訴求し、「ニーズ潜在層」には無料体験会など心理的なハードルが低い内容を訴求する。

有料広告の運用は、訴求内容やコピーライティングにより、投資対効果を検証していくことで精度が高められる。

Webマーケティングでは「ABテスト」と呼ばれる、出稿内容ごとにコンバージョン(体験予約など、目標とするアクションをWebサイト上で起こしてくれること)率を確認し、デザインやコピーを変えてコンバージョン率を比較しながら広告効果を高める手法がある。
「Canva」などのアプリで、自分で広告ツールを制作できることで、「ABテスト」も試しやすい。

Web広告は、費用がかかるものの、スピーディーな集客には欠かせないものとなってきている。
ジムの新規オープンや、新サービスの立ち上げ時には、有効に活用したい施策となっている。

本記事で紹介した利用ツール

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