昨今、パーソナルジムの出店が後を絶たず職業として、とても人気であるパーソナルトレーナー。
私がパーソナルトレーナーとして活動を開始したのが2011年。当時はパーソナルトレーニングサービス自体の認知も低く、フィットネスやトレーニングをライフスタイルの一部に取り入れる方も今ほど多くはありませんでした。
現在はスポーツやボディコンテストが盛んとなり、フィットネスへ参入する企業も増え
フィットネス業界自体が盛り上がっているように感じます。
同時にフィットネスやトレーニングを日常に取り入れる方も増え、
フィットネスを通して肉体的、精神的にポジティブな変化やフィットネスの魅力を体感し、その経験則を踏まえて発信していきたいという人が増えてきています。
好きなことを仕事にするということ
所謂、「好きなことを仕事にしたい」という動機でパーソナルトレーナーを目指す方も増えてきています。
それ自体素晴らしいことだと感じています。
人は仕事をする上で情熱を持つことが大切です。フィットネスという自らの人生を豊かにする手段に対して情熱を持つことで、情熱を持
ってお客様に伝えることができる。その情熱が人を導く上では重要要素だと捉えています。
しかし、”好きなことを仕事にする”ことでのデメリットもあります。
それは、理想と現実のギャップであり「思い描いていた内容と違った」という声をしばしば耳にします。
残念なことに”好きなこと”が先行しすぎて、仕事としての捉え方に苦戦していらっしゃる方も多くいます。
仕事である以上、好きなことだけでは成立しません。
利他の心をもち、お客様を第一に考え、どうすればお客様の求める結果以上の結果を提供し、お客様の人生を豊かにすることができるのかを向き合ってこそ仕事として成立します。
フィットネスは人生を豊かにする手段でしかありません。パーソナルトレーナーとして成功する上で重要なことは、
お客様の人生を豊かにすることに覚悟を持ち、仕事を通し充実感ややりがいを感じられることでもっと仕事において挑戦したいと思えることが重要と考えます。
「仕事人」としての選択を
”好きなこと”で、人の役に立てる楽しさややりがいを感じることができるのがパーソナルトレーナーという仕事です。
仕事とはお客様の利益を提供し、その対価として金銭を得ることです。
本気でフィットネスを通して豊さを提供し、自分自身にも豊かさを創るサイクルを作る覚悟を決めることが
”仕事人”として生きる選択をすることです。