JATIで学んだ科学的なエビデンスに基づくトレーニング方法は、指導対象がどのような人であっても通用する
均整のとれたプロポーションと優雅なポージングを競う、フィットネスコンテストの花形ともいえるビキニフィットネス。同競技において、JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)主催のオールジャパン選手権や株式会社THINKフィットネス主催のゴールドジムJAPAN CUPを制すなど、若手の有力選手として注目されているのが柿夏芽さんだ。
日本体育大学3年時にJATI-ATIを取得した柿さん。学生時代はアメリカンフットボール部などで学生コーチとして活動しており、学内のトレーニングセンターでヘッドストレングスコーチを務めていた永友憲治さん(JATI-SATI)から、「将来、トレーニング指導に関わりたいのであれば、資格を持っていたほうが武器になるよ」と勧められたことが資格勉強を始めたきっかけだったという。
「JATIのテキストでは、『体力の定義』などのトレーニング指導にまつわる要素が言語化されているので、選手をサポートする上で大いに役立ちました。選手に対してはできるだけシンプルな言葉や表現を使うように心がけていますが、選手に提供した内容を資料として報告書にまとめたり、他のスタッフと協力したりする際には、専門用語がいわば共通言語のような役割を果たし、よりスムーズな連携や強固なサポート体制の構築を実現できました」
もちろん、JATIの資格が役立つのは、学生時代だけではない。社会人となり、フィットネスクラブに勤務する現在も、柿さんのトレーニング指導の根底にはJATIで学んだ知識がある。
「現在は現場スタッフとして、施設を巡回してトレーニング指導やメニュー作成をしたり、レッスンでの指導を担当したりしています。お客様は高齢者の割合が高く、レッスンではフィールドでの歩行や自体重を使った運動などが中心です。学生時代に運動部の選手に行っていたものとは真逆ですが、JATIで学んだ科学的なエビデンスに基づくトレーニングは、指導対象がどのような人であっても通用すると感じます」
それに加えて、JATIの強みである健康増進領域に関しても、資格取得の意義を感じるという。
「マイナスからゼロへ、という機能回復も確かに重要ですが、80~90代のお客様であっても、私が驚かされるほどに健康で活動的な方も多くいらっしゃいます。ダンベルやマシンを使ったトレーニングも積極的に取り組んでいただけるので、ゼロからイチ、さらにその先のプラスのトレーニングという点で、私から提案ができることもあると感じています」
これからもトレーニング指導者と競技者とを両立させながら、充実したトレーニングライフを送るつもりだ。
JATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)は、一般人からアスリートまで、あらゆる対象や目的に応じて、科学的根拠に基づく適切な運動プログラムの作成と指導ができる専門家です。“Made In Japan”の団体として日本人のためのカリキュラムを構築し、国内の現状に即した実践的なトレーニング指導を目指しています。
JATI認定資格の特徴
◎スポーツとフィットネスの両分野に対応
●競技スポーツ領域
プロや社会人チーム
学校部活動
アスリートとの個人契約 など
●健康運動領域
民間及び公共のスポーツ施設
医療機関やその付帯施設
パーソナルトレーナー など
◎就職活動へのメリット
●在学中の資格取得により、資格保有者として就職活動が可能に
●フィットネス業界ではJATI資格保有者の求人が拡大。社員研修として資格取得を促す事例も
◎資格更新の経費や時間の適正化、他団体単位との互換
更新手続きや維持費の適正化を図り、関連団体との連携を推進(例:日本健康運動指導士会など)
◎有資格者と会員の特典
●求人情報の提供
●損害保険への団体加入
●トレーニング器具等の割引購入
●施設利用の優遇
●弁護士無料相談 など
特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会(JATI)
〒106-0041 東京都港区麻布台3-5-5-907
TEL:03-6277-7712(平日10時~15時)
MAIL:info@jati.jp
フィットネスクラブ勤務
ビキニフィットネス選手
JATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
▶2020年ゴールドジムJAPAN CUPオーバーオール優勝
▶2021年JBBFオールジャパン選手権24歳未満級優勝、35歳未満163cm超級優勝
▶2023年ゴールドジムJAPAN CUP 35歳未満163cm超級