【お話を聞いた方】
鉢嶺 愛優さん
株式会社オーエンス
台東区上野健康増進センター
責任者 兼 インストラクター
公共施設ってどんなところ?
ー公共施設と聞くと普通のジムとは少し異なるイメージですが、簡単に言うとどのようなものなのでしょうか。
鉢嶺さん: 低料金で地元の方の利用が多い地域密着型であり、
利用者様のご意見を近くで感じることができる施設です!
また、民間クラブとの違いとしては、オーナーは区や市なので、職員の方と一緒に施設を作り上げていきます。
公共施設ならではの規制や制約などをクリアしながら、その中で民間のノウハウを活かし工夫をしながら利用しやすい施設づくりをしていくことができるので、
そこにやりがいを感じられるのが魅力ですね!
ー実際に働いてみて違いはあるのでしょうか?
鉢嶺さん: そうですね、基本的には利用者様に対してレッスンを提供したり、受付対応をしたりするという点においては同じかもしれませんが、
特徴としては疾患をお持ちで医師に運動を勧められている方、運動をすることに不安や制限がある方にも安心して利用いただけるシステムが整っているところです。
実務の部分では、安全対策要員という係がある点と、1時間毎で配置ポジションをローテーションしている点は特徴的かもしれませんね。
ー安全対策要員というお仕事は初めて聞きました!
鉢嶺さん: 当施設では安全対策を徹底しており、疾患を持つ方や転倒のリスクが高い方はリストアップして安全対策要員の担当者が管理、巡回をして利用者様に対して細やかなケアを行っています。
そのため、スタッフは担当ポジションの業務を集中して行うことができます。
これはある1日の私のローテーションです。
1時間ごとに受付やトレーニングルーム、プールなどのポジションをローテーションするので、気分転換にもなり毎日あっという間に時間が経ちます。
新卒からこの会社で約10年間働いてきて、途中別の現場に異動したこともありますが、増進センターはトレーナー業務だけ、事務業務だけ、ではなく様々な業務ができるのでそれが魅力でもあると思いますし、ここを利用する方々は台東区に在住在勤の方なので利用者様同士の横のつながりを感じることができたり、地域の事を知ることができたりと、土地柄や人柄をよく知れて利用者様との関係性も良いものを築けていると思います。
地域イベントと利用者様とのつながり
ーこちらの施設ではイベントなども行っているのでしょうか?
鉢嶺さん: はい、クリスマスイベントはほぼ毎年やっています。
増進センターができた時からいろいろと仮装したりして利用者様を楽しませてきたようです。
今回もサンタクロースやトナカイの衣装を着てレッスンをしたり、フロアでちょっとした出し物をしました。
コロナ禍を除けば、毎年の恒例行事になっているかもしれません。
ーイベントがあるとスタッフも楽しそうですね。
鉢嶺さん: そうですね、4月以降は運営方法が変わり(※)、さらに充実したサービスを提供できるように現在準備をすすめています。 プログラムの大幅な増設や、仕事帰りの方の利用UPに繋げる工夫(シューズロッカー設置)など、多様な世代を対象としたイベントを企画しています。
(※)令和7年度より指定管理者として運営