【お話を聞いた方】
目黒有華さん
JEXER上野店
1. 外部指導員を目指したきっかけとは
初めに、目黒さんが外部指導員を目指したきっかけについて教えてください。
目黒さん:私自身、以前はダンサーとして活動していて、体育の授業や子どもたち向けにダンスを教えた経験がありました。
そのとき、「ダンスを通じて子どもたちに新しい何かを伝える仕事がしたい」と思うようになったんです。
さらに、学校の中にはダンス部がないところも多いと聞き、「やりたくてもやれない子どもたちがいる」ことを知りました。
部活動としてダンスを教えることで、子どもたちに新しい選択肢や挑戦の場を提供できるのではないかと考えたのがきっかけです。
また、外部指導員として学校の部活動を支えることで、先生たちの負担を減らしながら自分の経験を活かせる働き方だと感じ、外部指導員での指導に携わることになりました。
2. 外部指導員として部活動に関わる魅力
ー部活動外部指導員ならではの魅力について聞かせてください。
目黒さん:部活動に外部指導員として関わることで、生徒たちに「新しい挑戦の場」を提供できることです。
私の担当する部活は、ダンス部がない学校の生徒たちが対象なので、最初は「やってみたいけどどうしたらいいかわからない」と言っている子たちが多い状況でした。
特徴としては部活動という形でダンスに取り組むことで、親御さんの経済的負担も少なく、気軽に始められるので
参入障壁も習い事に比べて低くなります。
結果的に習い事では得られない特別な経験や新しい発見ができる場になっています。
3. 生徒の成長を見守るやりがい
ー指導を通じて、どのようなときにやりがいを感じますか?
目黒さん:生徒たちの成長を間近で見られる瞬間は、本当にやりがいを感じます。
最初は目を合わせるのも恥ずかしがっていた生徒たちが、発表会の舞台で自信を持って踊る姿を見ると、「こんなに成長するんだ」と驚かされます。
発表会が終わった後、>生徒たちから充実感に溢れた言葉を聞けたときは、この仕事を選んでよかったと思います。
ー指導において大事にしていることなどはありますか?
目黒さん:間違えてもいいから楽しく踊ってということは常に伝えています。
最初は苦戦していた子も、発表会では堂々と踊れるようになっている姿を見ると成長を感じますね。
特に印象的なのは、練習中に生徒たち同士が助け合い、「ここをこうしよう」と自然に声を掛け合う姿です。
そのように、子どもたちが自主的に成長していく姿を見られるのは、部活動指導員ならではの喜びだと思います。
ー学校や地域との関わり方について教えてください。
目黒さん:外部指導員としては、学校や地域と連携して、より良い環境を作る役割を果たしていくことを目指しています。
練習後には、その日の活動内容を記録した「日報」を学校に提出し、生徒一人ひとりの様子を共有することで、学校側とのスムーズな連携を図っています。
また、複数の学校から集まる部活では、最初は生徒たちが緊張していることが多いので、レクリエーションやペアワークを取り入れて自然にコミュニケーションを促す工夫をしています。
そうすることで、生徒たち同士が仲良くなるだけでなく、地域全体で子どもたちを支える環境ができあがっていくんです。
5. 部活動指導員の未来と可能性
ー部活動指導員という働き方の未来について聞かせてください!
目黒さん:とても可能性のある働き方だと思います!
特に、ダンスやスポーツが好きな人にとっては、自分のスキルを活かしながら地域に貢献できる絶好のチャンスです。
また、部活動が学校だけで完結するのではなく、地域全体で支える形になることで、学校の負担軽減にもつながります。
外部指導員という働き方がもっと広がれば、指導員としての新しいキャリアパスが生まれるだけでなく、生徒たちにも豊かな学びの場が提供されると思います。これからもっと多くの方に、この仕事を知ってもらいたいです。