思考力を養い、お客様に期待以上の価値提供を
私たちパーソナルトレーナーはフィットネスを中心としたサービスを提供し、お客様の身体の悩みを解決する仕事です。
しかし、身体の変化や結果を出すことをゴールとすることは根本的には正しい考え方ではありません。
お客様は身体の変化の先に、身体の悩みを解決することで、その先のより良い生活や人生を過ごしていきたいと共通の潜在ニーズがあると捉えています。
そのため、パーソナルトレーナーはお客様の身体の変化や結果を出すことをゴールとせず、
お客様が自身の生活や今後の人生において “自らの身体を適切にコントロールできる行動力”
を身につけていただくことが大切だと感じています。
自らの身体を適切にコントロールできる状態とは、自身のライフスタイルにあわせた食事と健康で納得いくボディラインを保てることです。
所謂、私たちパーソナルトレーナーのように体型を管理しつつ、自身のライフスタイルに合わせた楽しみ方ができる状態です。
それこそがパーソナルトレーナーが最も提供すべき期待以上の価値提供だと考えています。
そのためには、まずトレーナー自身が”なぜ”を常に考える思考力を養うこと。
物事の全てに “なぜ” が存在します。“なぜ” これをするのか。” なぜ” こうした方がいいのか。
人は頭で理解し納得した状態の時に、行動意欲が向上します。
多くのパーソナルトレーナーは”何を” するかだけを伝えることが多く
(朝は◯◯を食べましょう、○○のトレーニングをしていきましょうなど)それだけでは行動レベルは低く、応用力も養うことができません。
お客様には受動的ではなく、“なぜ” を思考し自ら行動できる能動的な姿勢で取り組んでいただくことが重要です。
そのために” なぜ” を考える習慣をトレーナー自身が身につけ、お客様にも同じような習慣と知識をつけていただくよう指導が大切です。
具体的な指導方法としては2つのフェーズに分けて考えると良いです。
第一フェーズとしては「ティーチングフェーズ」です。お客様にそもそもの知識や考え方をインプットしていただくことを優先します。
知識や考え方がアップデートできた後に第二フェーズとして「コーチングフェーズ」があります。
このフェーズでは養った知識と考え方を中心に環境やシーンによってどうすべきか自ら考え行動できるようになっていただく状態に引き上げていきます。
パーソナルトレーナーとしてお客様自身に
“教える” だけでなく” 考えて行動” できる状態を作っていくことが期待以上の価値提供ではないでしょうか。

