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掲載日:2024年11月25日  更新:2025年01月07日

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Beyond the Mind 「 帰りたくなる場 所 」 のつくり方 ④子供編 NEXT2024年11月25日号

上妻智子
単身赴任スタジオ経営者。双子男子の母。
単身赴任をしながら佐賀県でヨガスタジオの運営、出張レッスンや研修講師を担うスーパーウーマン。
指導歴22年。延べ60万人指導。ヨガ・エアロビクス講師を246名輩出。

今回は、子供にとっての「帰りたくなる場所のつくり方」をテーマにお届けします。
子供にとって、あなたは帰りたくなる場所(人)ですか?

 子供の近くにいる大人が、人生観に大きな影響を与えることは言わずもがなですね。
 子供の生き場所は、家庭・学校・部活・施設・病院・児童クラブ・ご近所さん・友達の家等、様々。子供にとっての「帰りたくなる場所」は、親は勿論のこと、全ての大人が関わり、共に育む事が望ましい世界ではないでしょうか。

 私は双子の中学男子の母親ですが、我が子以外にも多くの子供達とダンスやヨガ、競技スポーツ等で携わって来ました。
また、母親が幼稚園教諭だった事もあり、子供と毎日関わる大人のそばで生きて来ました。
仕事では、子ども園の園長先生・小中高校の校長先生など、教育機関を統括する方から大切な事を教えて頂く機会が多く、尊敬する方々の在り方から学ばせて頂いた智慧を共有したいと思います。

 子供にとって、大人とは、全ての環境下に於いて「愛」を学ぶ存在だと私は捉えています。
 尊敬する教育者が、子供と関わる中で大切になさっている事は、共通しています。
 それは、「自分軸」を育てること。子供は将来、自分で生きる道を切り拓く「自立」の時期が訪れます。
その成長段階で、大人が大切に関わり、愛し、時に本気で叱る事は、子供にとって何よりの「生きる糧」になると感じます。

何かにチャレンジする時・悩みを抱え道に迷った時に、智慧を見出し一歩を踏み出す勇気は、日々大人から与えられた「愛」によって育まれて行く。
かといって、危険やリスクを恐れて過保護に守りすぎると、社会で生き抜く力を奪う事になりかねません。

 私は、単身赴任で毎日子供達と一緒に生活することは出来ません。
そんな生活の中で、彼らが力強く笑顔で生きられているのは、これまで彼らの成長に関わって下さった皆さん、現在近くにいて下さる皆さんの愛のおかげです。
私は全く完璧ではない母親ですが、子供達が又逢いたくなるような「素敵な大人」と関われる機会を大切にして来た事は、我が子の教育に於いて、最も良かった事だと感じています。

 さぁ。私達大人が、未来を担う大切な子供達に出来る事は何なのでしょう。
 大人全員が、我が子は勿論、周りの大切な子供達に愛を持って関わることが出来たら、日本は世界に誇れる素敵な国になりそうです。

 大人の皆さん、共に手を取り合い、子供達の「帰りたくなる場所」を創造しましょう。

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