掲載日:2021年03月23日  更新:2022年03月27日

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スポーツトレーナーになるには?資格は必要?

スポーツトレーナーになるには、資格は必要なのか、解説していきます。

資格を取る前に、スポーツトレーナーってどんな仕事?

スポーツトレーナーとは、スポーツをする人に対してトレーニング指導や健康管理など行う人のことです。
怪我を予防したり色々な方面から、指導していきます。

現代は、生活習慣病が増加したりダイエットや健康意識の高まりからジムを利用したり、
トレーニングをする人が増えてきています。
ですから、スポーツトレーナーはスポーツをする人だけにとどまらず、
一般向けにも指導をすることが増えて活躍の場が多くなっているのです。

スポーツトレーナーに向いている人

スポーツトレーナーは、試合や練習でもしっかりとベストコンディションでできるように、
選手たちの日頃から健康管理をしていくことが大切です。
ですので、一般の人でも選手でも、その人のことをしっかりサポートできる真面目さが必要になります。
もちろん精神状態も関わってくるので、
やる気を引き出したりできるコミュニケーション能力や明るさがある人が向いていると言えるでしょう。

そして、選手やチームの状況を判断してその時にあった内容のトレーニングをしなければならないので
しっかりとした知識と、洞察力が必要です。

一緒にトレーニングを行いながら指導するという場面も出てくるので相手よりも体力がある方が望ましいでしょう。
そのため自分の健康管理のためのトレーニングをするほか、常に新しい情報を自ら学びにいく姿勢が重要です。

そういったことができる熱量があり、明るく真面目な人はスポーツトレーナーに向いています。

スポーツトレーナーに資格は必須?

実際スポーツトレーナーになるには資格は必要なのでしょうか?
実は必ずこれが必要といった資格はありません。

なので、あとは本人の問題になってきます。
とはいえ、資格をもっていた方がいいのは間違いありません。
指導を行ううえで重要なのは信頼関係です。
依頼する方も、しっかりとした知識があり信頼できるのかを重要視しているはずです。

そんな中で無資格だと、実際のスキル以前に信用できる目に見えたものがありません。
スキルがあるのであれば、信頼してもらうための材料として資格を取得した方が良いでしょう。
自身の知識を増やすためにも資格の取得はおすすめです。

スポーツトレーナーが持っておいた方が良いおすすめの資格

資格は必要ないとはいえ、資格を持っていた方が就職や仕事を依頼されるうえで有利なのには違いありません。
仕事先はたくさんありますが、その中でも全般的にあった方が望ましい資格を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

CPR・AEDの資格

CPRとは心肺蘇生法のことです。
スポーツをする中で何が起こるかわからないですし、急に倒れてしまう場合やひどい怪我をすることもあります、
ですので、こういった応急処置ができる資格は自分の勉強のためにももっていた方がいい資格です。

出血が見られる場合の対応やアイシング、救急隊員に引き継ぐまでの正しい方法を学ぶことができます。
やり方を知らないで対応してしますと、二次災害が起こったり状況を悪化させてしまうので危険です。
AEDも設置してあるところが増えてきましたが、操作方法を知っているのと知らないのでは違います。

緊急事態はどうしてもパニックになってしまうので、正しい心肺蘇生法を知っておくだけでも
ながれが頭に入っているので、すぐに対応することで早く応急処置に入ることができます。
ぜひこちらの資格は取得してください。

国家資格

・柔道整復師
・あん摩マッサージ指圧師
・鍼灸師
・理学療法士

これらの資格を持つことで、医療行為が可能になったりリハビリや応急処置ができるようになります。
理学療法士はアメリカでも認められているものですので、
海外で仕事をする予定や可能性があるのであれば資格を取得することをおすすめします。

怪我の治療ができたり、筋肉の状況を見て対応できたりと
指導しながら自分の手で選手たちのサポートをすることができるのでトレーナーから見ても安心です。
国家資格は難しいので、仕事をしながら勉強する場合、ペースをしっかりと考えて取り組む必要があります。

その他持っておくと良い資格

・公認アスレティックトレーナー
こちらは、特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定の資格です。
資格条件があるのでそれらをきちんと満たすことで取得することができます。
資格取得条件は以下になります。

・同協会の講習会でスポーツ科学分野の単位を取得かつ、
柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、理学療法士、作業療法士などの資格をもっていること・

・NATA認定トレーナー、または日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格をもっていること。

・2年制以上の専門学校、大学または大学院においてスポーツ科学系のコースを卒業し、
本協会が認定する臨床医学系および、スポーツ科学分野の単位を取得していること。

かなりしっかりとした条件になっています。
まずは条件にもあるので国家資格をまだもっていない人は国家資格を目指す方がいいかと思います。
国家資格なのでそれなりに難しい内容ですので勉強時間をしっかりと考えながら進めていきましょう。

スポーツトレーナーの資格取得後の就職先

スポーツトレーナーは実は様々な活動の場があるのです。

・プロのチームや個人アスリートと契約して仕事をする
・企業の実業団で仕事をする
・スポーツジムで仕事をする
・学校の部活動や地域のチームで仕事をする
・派遣会社でスポーツトレーナーとして登録する
・活動場が多い海外で仕事をする
・アーティストの指導や健康管理をする
・病院で仕事をする

身体のことを理解し指導できるスポーツトレーナーはあらゆる分野で必要な人材です。
色々な働き方があるので、働きたい場所が決まっていれば、
その場所に合わせた必要な資格を取得していきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
スポーツトレーナーは資格のいらない仕事ではありますが、
ほとんどの人が何かしらの資格を取得して役立てています。

日本でもトレーニング人口が増えているのでスポーツトレーナーとしての需要は高まっています。
選手の指導ともなると特にマッサージなどはかなり重要になってきますよね。
マッサージというのは治療に含まれますが、あん摩マッサージ指圧師の資格をもっていないと原則おこなってはいけません。

しっかりと選手やチームのことをサポートしたいのであれば正しい知識をもって安全な指導を努める必要があります。
そのためにも、資格を取得することでしっかりと学習でき、自信をもってスポーツトレーナーとして活動しましょう。

そして、スポーツトレーナーは様々な場所で仕事がで切るので、自分が目標としている仕事先を考えて、有利な資格を取得しましょう。
高齢化やトレーニングの人口がどんどん増えるので需要は高まっていくので、活躍の場は増えるのではないでしょうか。
必要な資格を取得して、楽しくスポーツトレーナーとして活躍してくださいね。


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