世界30ヶ国に広がるUFC Gymの世界共通のコンセプトは“Train Different”。特定のトレーニング理論やメソッドに沿ったトレーニングではなく、総合格闘家が行っている総合的な身体能力が高められるトレーニングを提供している。
1週間に90クラス以上の多種多様なグループトレーニングを提供しており、さまざまなジャンルのクラスを組み合わせることで、身体に多様な刺激を入れ続けられることが特長となっている。
プログラムは、「フィットネス」「コンバット」「スタジオ」の3種類のカテゴリーに分類され、すべてファンクショナルトレーニングがベースにある。「フィットネス」には、HIITトレーニングやウェイトトレーニングなどのプログラムがあり、パワーやストレングスも強化できる。
「コンバット」には、「キックボクシング」などの格闘技系のプログラムがあり、高強度トレーニングの中で集中力も要求され「マインドトレーニング」の要素もある。「スタジオ」には主にリカバリーのエクササイズや、ヨガ・ピラティスなどのプログラムがあり、姿勢や機能改善にフォーカスし、深い呼吸でメンタルにもアプローチする。
UFC Gymのトレーニングの特長について、UFC Gym Japan代表のヒル・ハリーさんは、こう説明する。
「総合格闘家は、あらゆる格闘技や武術の攻撃に対応することが求められます。立った状態でのパンチやキックなどの打撃もあれば、寝た状態での固め技や投げ技などもあります。
そのため、あらゆる身体のポジションで、スタビリティやパワーを発揮できる機能的な身体づくりをしています。究極的な機能的な強さ、つまりファンクショナルストレングスが求められますが、それを一つのトレーニングやメソッドでつくることはできません。
クラスごとにテーマを明確にして、そのテーマに集中してトレーニングできるようにしています。『RANGE』という本に、『知識や経験の幅を持たせることがVUCAの時代の成功に繋がる』ということが書かれていますが、UFC Gymでもトレーニングの幅を持たせることで、機能的で強い身体をつくることができるのです」
また、UFC Gymでは、1クラス8~10人の定員にすることで、グループでもパーソナルトレーニングのように一人ひとりの可能性を引き出すようにクラスが運営されている。
「機能的な身体をつくるうえでは、まず正しく動くことが大切ですので、コーチは、動きのデモンストレーションを正しく見せられることを大切にしています。
参加者の方の身体の状態や動きのクセは、ウォーミングアップでのコアトレーニングやストレッチを見ていれば判断できますので、グループで同じ種目や動きをするなかでも、一人ひとりの課題克服をサポートして、機能を引き出すことをコーチの大切な役割としています」
UFC Gymとは
ロサンゼルス発祥の格闘技系フィットネスクラブ。全米を中心に、世界30ヶ国で800ヶ所以上展開している。日本では、2020年4月世田谷区用賀に1号店、21年4月に荻窪に2号店がオープン。
総合格闘技「UFC」アスリートと同じトレーニング環境が構築されており、世界最先端のトレーニングが受けられる。日本では、英語も学べるキッズ向けフィットネスクラスも好評。」