掲載日:2024年05月22日  更新:2024年05月22日

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【医療×ピラティス】運動療法の観点からピラティスを提供できるインストラクターに!Pilates Lab®養成コース情報

運動療法としてのピラティス
質の高いインストラクターの育成
と活躍の場の提供を
整形外科、即ち運動器分野の理学療法士の活躍の場として、ピラティスは年々広がりを見せている。医療にピラティスを日本に最初に取り入れたパイオニアとして知られる「整形外科スポーツ・栄養クリニック/Pilates Lab」の岩根直矢さんに話を聞いた。
武田淳也さん

整形外科専門医
公認スポーツドクター
Motor Control®︎:Beyond Pilates®︎ 代表・ファウンダー
NCPT:米国国家認定ピラティス教師

岩根直矢さん

理学療法士
呼吸療法認定士
Motor Control®︎:Beyond Pilates®︎ ファウンダー
NCPT:米国国家認定ピラティス教師

運動療法の観点から提供するピラティス

「整形外科スポーツ・栄養クリニック(福岡・代官山)/Pilates Lab(福岡・代官山・青山Reserve)」では、運動療法の位置づけでピラティスを提供している。慢性腰痛を例にとると、痛みと障害の軽減効果として、ピラティスは、ほかの運動に比べ優位性が明らかになっているという。
腰痛には腰椎と骨盤の安定性がある群と安定性がない群を比較すると、腰痛改善効果に違いがあり、そういった観点からもピラティスを含む「モーターコントロール」が高められる運動の効果が提唱されている。
モーターコントロール®︎:ビヨンドピラティス®︎MCBP指導者養成コース(6モジュール、12日間)は、ファウンデーションコース(4モジュール、8日間)習得の認定を一旦受け、その後、実践指導で習熟してから、コンプリヘンシブコース(2モジュール4日間)へと進み、世界基準のピラティス指導者の資格を取得できる本格的なコース。1モジュールは、1日につき8時間、2日間で行われる。
ファウンデーションのなかでは、バイオメカニクスと部位別疾患の講義と、部位別の疾患事例から問題を抽出、それに対するエクササイズのプログラミング方法を学ぶ。

痛みや障害を持つクライアントに対しても、安心・安全・効果的な質の高いセッションを提供できる指導者の養成を目指している。
MCBPインストラクターの指導力の高さには定評があるが、それは、試験までにサインアップ(※注)を丁寧にやりこむからだ。
サインアップとは、各エクササイズの習熟度をドリルのように学ぶシステムである。
デモンストレーションとティーチングのスキルチェックをメンター又はエデュケーターに査定してもらい、フィードバックを得ながら知識と技術を身につけていく仕組みである。
MCBPではファウンデーションのエクササイズのサインアップをクリアしてからコンプリヘンシブへ進むと、その後の理解が格段に違うという。

質の高いインストラクターの育成を

MCBPの教育ラダーシステムも特徴的である。前述のサインアップのように、MCBP指導者養成コースの講義の中では、メンターとエデュケーターからコース中だけでなくコース終了後も指導を受けられる。
メンターは、MCBPに合格した成績優秀者の中から選抜され、将来的にエデュケーターとなりMCBPを広めたい意思のある元受講生。また、エデュケーターは、養成コースの講師を指す。
多くのカリキュラムを学習していくなかで、メンターやエデュケーターからの丁寧なフィードバックを受けることで、教える立場として大切なことが身につくと同時に、ステップアップの機会があることでより学びを深めるモチベーションにも繋がっていく。
Pilates Labは、今後、医療機関併設の強みを活かしたピラティス教育事業を展開し、医療レベルで活躍できる質の高いインストラクターを育成し、さらに資格取得後のインストラクターや理学療法士の活躍の場を提供する取り組みを展開していく。
ピラティスを運動療法として導入したい医療系を中心としたスタジオ開業支援等も行い、ピラティスの運動療法としての認知向上と全国への普及を目指している。

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