掲載日:2021年02月11日  更新:2021年02月11日

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社会人が働きながらチャレンジできる栄養士の資格は?

スポーツやフィットネスの現場でクライアント指導のために活用したり、自身や家族の健康維持・向上のための取り組みを高めていくために、正しい食事・栄養の知識は大いに役立ちます。時間的制約のある社会人の方がチャレンジするための比較検討の情報をまとめました。

社会人もチャレンジしたい栄養士の資格は?

栄養士系の資格は複数あり、その資格制度の創設の背景や訴求する学習内容やコンセプトもさまざまですので、その内容を予め比較検討したうえで取得を目指す資格を決めると良いでしょう。

管理栄養士と栄養士

管理栄養士資格は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気を患っているかたや高齢で食事の摂取が困難なかた、健康なかた、ひとりひとりに合わせて専門的な知識・技術を持って栄養指導栄養管理などを行います。
栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、主に健康なかたを対象にして栄養指導や給食の運営を行います。
管理栄養士や栄養士になるには、高校卒業後に管理栄養士養成課程もしくは栄養士養成課程のある大学・短期大学・専門学校の所定の専門課程を卒業することが必要となります。

栄養コンシェルジュ

栄養コンシェルジュ資格は、一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会により認定されている民間資格です。管理栄養士、運動指導者、医療従事者らが共同し創設した栄養学習プログラムを修了すると栄養コンシェルジュとしての認定を受けることができます。「現場で活用する」ことに重点をおいて創設された学習プログラムで、栄養の知識を身に付け、食品の栄養情報を評価したり身体の状態を即座に把握する技術を身に付け、現場で効果的に栄養サービスとしてアウトプットする実践的な学習内容となっています。

アスリートフードマイスター

アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定を行なっている民間資格です。アスリートのパフォーマンスを最大化するために、最適な食事プログラムを提供できるようになることを目指す資格です。

アスリート栄養食インストラクター

アスリート栄養食インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定を行なっている民間資格です。スポーツ選手に必要な栄養、食事、減量や増量の取り組みかた、サプリメントの正しい使いこなし方などを知識として身に付けることを目指す資格です。

スポーツフードマイスター

スポーツフードマイスターは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定を行なっている民間資格です。スポーツ栄養の基本から毎日の献立・レシピなどを実践レベルまで身に付けることを目指す資格です。

スポーツフードアドバイザー

スポーツフードアドバイザーは、日本能力開発推進協会(JADP)が認定を行なっている民間資格です。「スポーツフードアドバイザー養成講座」を受講し修了することで、受験資格を得ることができます。アスリートの栄養管理に必要な知識や、試合のための食事レシピや食事指導、スペシャリストとして必要とされる能力を身につけることを目指す資格です。

社会人が取り組める栄養士系の資格の条件を比較

栄養士の公的資格と比べて、民間資格の場合には勉強期間や取得にかかるコストはさまざまあるため、現在の状況に応じて目指す資格を選ぶことが可能です。

費用面の比較

栄養士系の民間資格を取得する際にかかる費用は、講座の受講費用と試験の受験費用を合計した金額になります。資格によっては講座の受講を必須としている場合と独学でも受験可能な場合とがあるため、資格選びの際にコスト水準を重視する方は事前に比較すると良いでしょう。
民間資格で比較的コストの高めの資格は、スポーツスーパーフードマイスター資格で150,000円程度かかります。次いでアスリードフードマイスター資格は3級資格で73,700円となっていますが、2級・1級ではこれを上回る金額水準となります。スポーツフードアドバイザーは56,200円、スポーツフードスペシャリストは37,400円となっています。最もコストを抑えながら取得を目指せる資格はスポーツフードマイスター資格とアスリート栄養食インストラクター資格で、どちらも独学により受験可能で受験費用は10,000円となっています。

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