掲載日:2021/03/19  更新:2021/03/19

理学療法士になる方法と国家試験の難易度を解説

理学療法士は病気や怪我などが原因で身体に障害のある人の自立を支援するリハビリテーションの専門家であり、専門性を活かして幅広い分野で活躍しています。超高齢化社会を迎えている我が国の医療と介護の中で理学療法士の働きは重要視され、需要が高まってきている国家資格の1つです。
ここでは、理学療法士とはどんな資格なのか、理学療法士になるための方法と国家試験の難易度について解説していきます。

理学療法士とはどんな資格?資格を取得するまでの難易度は?

理学療法士とは、PT(Physical Therapist)と呼ばれるリハビリテーションを専門とする厚生労働省で定められた国家資格の一つです。
理学療法士免許の取得に必要な国家試験を受験するためには、文部科学省や厚生労働省から認可を受けた大学や専門学校で知識・技術を習得する必要があります。そのため、学校に通ってから理学療法士として働き始めるまでには、最低でも3年間はかかることになり、総合的な難易度は看護師や他の医療職と同じになります。

①理学療法士の仕事内容

理学療法士の仕事内容は、対象者の運動機能を回復させて、起きる、立ち座りから歩くなどの基本動作動作の改善を図り、最終的に一人一人のQOL(生活の質)の向上をめざすことです。
理学療法士が対象とする範囲は幅広く、小児疾患の成長過程のリハビリから一般の 病気やけが、最近では介護状態になる前から関わる介護予防やスポーツ選手の競技への復帰をサポートするスポーツリハビリまで多岐に渡っています。

②理学療法士に向いている資質

理学療法士は、専門的な知識や技術以外にも向いている性格や求められる資質があります。
具体的には、以下の3点の資質が挙げられます。

・コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は患者との良好な関係を築くことはもちろんですが、他の医療職と適切な情報共有をしていくためにも大切です。特に、円滑なチーム医療を進めるためにも身につけたいスキルといえます。

・学び続ける向上心
理学療法士は免許を取得して実際に働き始めても、常に学び続ける向上心を持つことが求められます。新しい知識や技術を習得する姿勢を持つことで、目の前の対象者に最善のリハビリテーションを提供することができます。

・人に寄り添い、共感する力
理学療法士が対象とする人の中には、障害を抱えることで精神面の回復が追いついてこない場面が多くあります。理学療法士は対象者に寄り添い、辛い気持ちに共感することで、精神面の支えとなることも大事な仕事の一つです。

上記に挙げた資質は勉強や仕事での成長の過程を通して身に付けていくケースが多く、最初から備わっていなければ理学療法士を志すことが出来ないというものではありません。

③理学療法士の資格取得の道筋

理学療法士の資格を取得するためには、まず、理学療法学科のある専門学校や大学・短大で学ぶ必要があります。専門学校や大学では、医療の基礎知識と理学療法の専門知識や技術を学び、最後の1年間は病院や介護施設などの臨床現場で4〜8週間の実習を数回受けます。
決められたカリキュラムを全て修了後、毎年2月に行われる国家試験に合格すると理学療法士の免許を取得することができます。

難易度に注目する前に知りたい!理学療法士の活躍場所

理学療法士になるための難易度に注目する前に、そもそも理学療法士はどんな環境で働いているのでしょうか。理学療法士の活躍している場所を紹介していきます。

①病院

理学療法士が働く現場で一番多い環境は病院で、一般病院から総合病院や大学病院など規模や扱っている診療科や対象患者によって種類が分かれます。また、病床を持たない整形外科などのクリニックにも理学療法士が所属しています。
病院で働く理学療法士の業務は、医師や看護士と共にチームとして一人一人の患者にとって最善の医療を提供することです。その中でも特に理学療法士は、入院している患者がスムーズに退院出来るように、必要な運動能力の回復や環境整備のアドバイスをしています。

②介護施設

介護施設で働いている理学療法士は、介護保険の要支援(1・2)や要介護(1~5)状態の利用者の方の能力低下の予防や日常生活の動作が自立できるようなリハビリテーションを提供しています。また、入所されている方が自宅に戻って生活できるように家族へのアドバイスなども含めた全般的なサポートもしています。

③訪問看護ステーション

ここ数年、急激に理学療法士が働く場として増加しているのが、訪問看護ステーションです。訪問看護師と一緒に在宅で生活している人の家に訪問してリハビリテーションを提供することがメインの仕事になります。
利用者の方が実際に生活をしている場でリハビリテーションをするので、より具体的な介助方法やアドバイスをすることができます。

④スポーツ現場

スポーツ選手のリハビリをしたり、コンディショニングをしたりするスポーツ現場も理学療法士が活躍する場面が増えてきました。また、最近はパラリンピックなど障害者スポーツも注目を集めるようになってきて、理学療法士が必要とされることも増えてきています。

理学療法士の国家試験の難易度は?

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