掲載日:2021年03月20日  更新:2022年03月27日

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スポーツの指導者になりたいならスポーツ指導者の資格をとろう!

「スポーツの指導者になりたい」と思ったとき、どうすればいいのか悩むことがあります。自分がスポーツを一生懸命やってきたのであれば、スポーツの指導者になりたいと誰でも思います。
優秀な指導者になるためには、指導者としての勉強をし、資格を取得しましょう。
今回は、スポーツ指導者の資格について詳しく解説していきたいと思います。

スポーツ指導者って資格があるの?

スポーツ指導者の資格は存在します。
現在、スポーツ指導者の暴力や暴言がニュースに取り上げられるなど、正しい指導について世間から注目を浴びています。
そのため、一昔前のような、怒鳴ったり、叩いたりするような指導は良いとはされていません。
しかし、指導者になりたいと思っている方のほとんどが一昔前の指導を受けているので、正しい指導方法を知りません。
その為、日本スポーツ協会が正しい指導を出来る人を養成するために資格を発行しています。
その資格は、公認スポーツ指導者と言われています。

どんな人がとるの?

当たり前ですが、スポーツ指導者になりたいと思っている人が公認スポーツ指導者を取得しています。
ただ、スポーツ指導者になりたいと思う人以外も公認スポーツ指導者の資格を取得する人もいます。
そもそも公認スポーツ指導者は1つの資格ではなく、様々な資格をまとめていいます。
例えば、テニスの指導者になりたい人は、公認スポーツ指導者の中のコーチ(テニス)を取得します。トレーナーになりたい人は、アスレティックトレーナーという資格を取得します。
このように、公認スポーツ指導者は、スポーツの競技を教えるだけでなく、スポーツ選手を支えたいと思う人向けメディカル・コンディショニング系の資格があったり、スポーツクラブのマネジメントをしたい人向けのマネジメント系の資格があったりします。
なので、スポーツ指導者になりたい人以外にも様々な人が公認スポーツ指導者の資格を取得しています。

資格取得は難しい?

先ほども説明した通り公認スポーツ指導者には、様々な人に向けた資格があります。
資格の難易度は、その資格それぞれで全く異なります。
例えば、スポーツリーダーという資格は、認定を受けている大学を卒業するだけで取得できるので比較的簡単な資格です。しかし、アスレティックトレーナーは合格率が非常に低く、日本のスポーツトレーナーの中で最も難易度が高いのではないかともいわれています。
このように取得したい資格によって難易度は変わっていきます。

公認スポーツ指導者の資格はたくさんある

では、ここからは公認スポーツ指導者の資格の種類について詳しく解説していきたいと思います。
大きく分けて、公認スポーツ指導者の資格は5つに分類されます。
自分のなりたい・やってみたい仕事を想像しながら読むと、取得したい資格が分かってくるはずです。
自分の目指す資格を見つけて、資格取得に向けてチャレンジしましょう。

スポーツ指導者基礎資格

コーチングアシスタントという資格があります。
この資格は、地域におけるスポーツグループやサークル等で、上級者資格をサポートする人に向けた資格です。
スポーツリーダーという資格がありましたが、現在、新規養成については段階的に終了していきます。
そのため、新規にスポーツ指導者基礎資格を取得する方は、コーチングアシスタントを取得しましょう。

フィットネス資格

フィットネス資格には、フィットネストレーナーやスポーツプログラマー、ジュニアスポーツ指導員という資格があります。
スポーツプログラマーは、地域スポーツクラブなどでフィットネス維持や向上のための指導や助言を行う人の資格です。
ジュニアスポーツ指導員は、幼少期の子どもに合わせた身体づくりを指導する人に向けた資格です。
フィットネストレーナーは、スポーツ施設などで相談や指導助言を行う人向けの資格ですが、現在新規養成をしていません。

マネジメント指導者資格

マネジメント指導者資格は2つあります。
この2つの資格は、総合型地域スポーツクラブのマネジメントをする人に向けた資格です。クラブマネージャーという資格は、クラブ会員が継続的で快適なクラブライフを送ることができるように、マネジメントを行う人向けの資格です。
アシスタントマネージャーは、クラブマネージャーを補佐して、クラブマネジメントの活動をサポートする方向けの資格です。

競技別指導者資格

スポーツ指導者基礎資格は、様々な競技、複数の指導レベルに分けて設定されています。
スタートコーチという資格は、地域のスポーツクラブや少年団の指導をサポートする人向けの資格です。一人で指導するというよりも、上位資格者のサポートをする人向けです。
コーチという資格があり、1~4まであります。数字が上がるほどよりレベルの高い選手に向けた指導資格になります。例えば、コーチ1は、地域やスポーツ少年団のコーチングスタッフとしての資格、コーチ4はトップリーグや実業団等のコーチングスタッフとしての資格となっています。
対象となっている種目はコーチ1~4によって異なるので、自分の教えたい競技があるか調べてみてください。
また、様々な年齢の方のスポーツライフスタイルのコーチングをするための教師、上級教師という資格があります。

メディカル・コンディショニング資格

メディカル・コンディショニング資格は、医師、歯科医師、トレーナー、栄養士に向けた4つの資格があります。
医師であれば、スポーツドクターという資格です。スポーツ選手の健康管理、ケガの診断から治療まで行う方の資格です。もちろん、治療や研究なども行います。
歯科医師であれば、スポーツデンティストという資格です。歯科口腔領域は、スポーツ選手のパフォーマンスに大きく影響を及ぼします。スポーツデンディストは、歯科医師の立場からスポーツ選手の歯科口腔領域におけるスポーツ外傷・障害の診断、治療を行います。スポーツドクターの歯科医師バージョンの資格になります。
トレーナーであれば、アスレティックトレーナーという資格です。アスレティックトレーナーは、スポーツドクターやコーチと緊密な協力をとり、スポーツ選手の健康管理を行い、コンディショニングを向上させる方向けの資格です。
栄養士であれば、スポーツ栄養士という資格です。スポーツ栄養士は、スポーツ栄養の知識を持つ専門家として、スポーツ選手の食事をサポートする方向けの資格です。

公認スポーツ指導者資格取得にあたっての注意すべきことは?

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