リカレント教育、自己投資にかける費用や時間は年々増加傾向にあります。特に女性は社会進出率が高くなるにつれて経済的余裕を自己を高めるために投資する人が増えていると言われています。そしてこのコロナ禍による働き方の変化やリモートワークの増加、副業が認められるなどの見直しでできた時間を自分磨き、手に職をつけることに価値を置く人が増えました。コロナウィルス感染拡大防止のため、密を避けながら受講ができる「オンライン受講」対応のスクールが増えた中で、このメディカルアロマ国際資格もオンラインで受講でき資格取得ができます。今や医療の分野でもアロマ療法は認められているものとなりました。これからの時代を生き抜く上でも非常に必要とされる資格の一つです。働きながら自分の手に職をつける一つとしてメディカルアロマ国際資格についてお伝えしますので、今後の参考にしてみてください。

メディカルアロマは病院・医療機関で導入されているアロマです。医療の目的は「治療」ですが、メディカルアロマの目的は「ケア」です。第二次世界大戦時、医療物資が不足してフランスでは、兵士達がラベンダーのエッセンシャルオイルを不眠・頭痛・メンタルケアなどに使われイギリスに渡り、人の心・身体・精神を総合的にサポートする「補完療法」として定着していきます。そして現在でもイギリスの多くの医療機関で活用されています。日本ではイギリス式のアロマセラピーが導入され「補完療法」としてのメディカルアロマが少しずつ広まっていきました。

メディカルアロマセラピストとして、病院、介護施設、福祉施設などの医療関係の現場やサロンなどにおいて、アロマを使用した処置を行うことができます。資格を持つ経験者が医療従事者として、医療行為では取り除くことができない患者の苦痛やその患者の抱えるストレスなどを軽減させる役割を担う場で活かすことができます。医薬品投与、手術など西洋医学の手段だけに頼らず人間にもともと備わっている自然治癒力を引き出すという手法で、近年は「統合医療」としても注目を集めています。

現代社会においてストレスを抱える人、未病と呼ばれるものを持っている人、環境ホルモンの影響や生活環境、生理的な周期におけるホルモンバランスの崩れなど医療技術だけでは治療できない症状が増えています。
近年ではそんなメディカルアロマへの注目が徐々に集まりメディカルアロマを学ぶためのスクールも少しずつ増えてきています。メディカルアロマスクールには様々な種類のコースが存在し、カリキュラム内容や費用、学習期間もコースによって異なります。

アロマの資格には沢山の種類があります。メディカルアロマは医療機関、病院、診療所で使われているアロマオイルです。医療機関で導入されるオイルは純度が高くその効果効能は医者や医療従事者も認めています。一方、アロマに対する一般的な知識や技術を身に付けアロマテラピー業界での転職や就職のためだけでなく自分の生活に取り入れたいという方が取得されることが多いです。

人には五感「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」が備わっていますが、嗅覚は五感の中で唯一私たちの本能・情動に直接働きかける感覚です。香りの成分がダイレクトに脳に伝わり、本能行動や喜怒哀楽という感情、記憶に関する部分に作用するからです。

人体は、自律神経、内分泌系（ホルモン）、免疫の三つの系によって健康を維持しています。香りの情報は、この自律神経活動、免疫活動、ホルモン分泌をコントロールしている視床下部へ伝わります。メディカルアロマではこの基本となる三つの系と精油の関わりを学び、ストレスケア、予防ケアなどの知識と実践方法を学びます。

リラクゼーション目的で精油を用いるのが「アロマテラピー」で精油の薬理作用を治療に役立てるのが「メディカルアロマテラピー」とする説と、フランス式が「メディカルアロマテラピー」だと主張する説など協会によってさまざまな意見があります。

メディカルアロマのプロ育成スクール、一般社団法人IMA国際メディカルアロマ協会認定では数種類のメディカルアロマ資格が取得できます。代表が薬剤師であるため、初心者から医療従事者まで医療の視点も併用したメディカルアロマの専門的な知識を深く学ぶことができます。メディカルアロマの講座について纏めます。