柔道整復師の資格の難易度は?合格率
柔道整復師の合格率ですが、
合格率:66%
となっています。
合格基準については、
必修問題:全30問中24点以上
一般問題:全200問中120点以上
上記2つの基準を満たすことにより合格となります。
過去は合格率90%を超えることもありましたが、現在は下がってきているのが現状です。
それだけしっかりと勉強をし、知識を付けた人が、合格できるようになってきています。
柔道整復師の資格は他の国家資格に比べて難易度は高いの?
医療系の国家資格である柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師の試験の合格率を比較していきます。
各資格の合格率
柔道整復師:66%
あん摩マッサージ指圧師:84.1%
鍼師:70.0%
灸師:72.2%
合格率だけを見ると他の医療系の国家資格よりも難しいことがわかります。
必修問題と一般問題の両方で合格点を超える必要があるため、どちらかが合格点に達していても合格しないことで、不合格となっていることがあります。
勉強する際も必修問題に出る知識と一般問題に出る知識をしっかり学習しておく必要があります。
柔道整復師の資格を取得するための難易度は?勉強は何をしたらいいの?
柔道整復師の資格を取得するために必要な知識をまとめています。
解剖学
生理学
運動学
病理学概論
衛生学・公衆衛生学
一般臨床医学
外科学概論
整形外科学
リハビリテーション医学
柔道整復理論
関係法規
解剖学や生理学、運動学などの人体に関する基本的な知識から、柔道整復理論のように実技の部分や、柔道整復師として働くうえで法律について学ぶことが必要です。
試験によっては偏りが出ることもありますが、全ての知識を網羅していることが、試験で合格するためには重要です。
また、学校によってはその他の項目も含めて勉強することができ、即戦力となれるよう勉強をしていきます。
柔道整復師の資格を取得するための資格受講までの難易度は?
柔道整復師になるためには、厚生労働大臣が認定した専門学校もしくは大学に入学し単位を取得しなければなりません。
通信などや養成講座などでの資格の取得は現在はできません。
専門学校と大学の特徴を見ていきましょう。
専門学校
専門学校では、柔道整復師の資格を取るためには、3年制の柔道整復師のための学校を卒業しなければなりません。
専門学校は3年制となっており、大学よりも比較的授業料などが安くなっています。
柔道整復師について集中的に勉強をするため、資格取得後に即戦力として働くことが期待されています。
専門学校だと夜間の部を設置している学校もありますので、社会人の方でも働きながら就職をする方法もあります。
大学
大学では4年生の大学を卒業することになります。
大学では、柔道整復師以外の勉強もすることができ、ご自身仕事の幅を広げることもできます。
例えば在学中に柔道整復師の資格とスポーツトレーナーの資格を取得したりなどです。
両方資格を取得しておくことにより、アスリートの現場でも活動するなどすることができます。
また、スポーツトレーナーなどの資格は4年制の大学を卒業しいないと取得できない資格もありますので、卒業後に仕事の幅を広げるためには大学を卒業しておくといいでしょう。
大学を卒業しておくことにより、柔道整復師のこと以外にも一般教養なども学ぶことができます。
柔道整復師の資格の就職の難易度は?
柔道整復師の資格を取得して、働いている場所は下記の通りです。
・整骨院
・介護施設
・病院(整形外科)
・スポーツジム
・アスリートの現場
1つ1つどのように働いているかを見ていきます。
整骨院
柔道整復師の資格取得後に最も多いのが整骨院です。
学校と提携しているような整骨院に紹介してもらったり、グループ会社などでやっているような整骨院へ就職活動をしたりします。
大きなグループ会社で働くことができれば、施術数が多くなりスキルアップをできることはもちろんのこと将来ご自身で開業をするための知識も学ぶことができるところもあります。
介護施設
介護施設では、身体の色々な部分に障害を持っている方がいますので、施術をする必要が多くある現場でもあります。
そのため、柔道整復師などの施術できる職業の方の需要がとても高い場所となっています。
また、施術する機会も多くなりますので1番スキルアップができる場所かもしれません。