掲載日:2021年06月13日  更新:2022年03月27日

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JATIの資格を取ろう!資格取得方法から仕事まで

これから「スポーツトレーナーとして働いてみたい」という方で、資格を調べていたらJATIという資格を目にしたかも多いのではないでしょうか。
トレーニング指導者関連の資格の中でも有名なのがJATIです。

当記事ではJATIとはどういう資格なのかやJATIの種類、資格の取得方法等をまとめていきます。

JATIの資格取得を目指いしている方などは参考にしてみてください。

JATIの資格とは?

JATIとは、Japan Association of Training Instructorsの略で正式名は特定非営利活動法人
日本トレーニング指導者協会で、2006年に発足した団体です。

JATI発足以前にあったトレーニング指導の資格は、外国で発足した団体の資格が多くありました。
JATIはそんな中、日本人の骨格や筋力、トレーニング法、指導法、システムなどをまとめた日本人向けの資格となっています。

日本人向けのトレーニングサービスを展開していきたいという方用の日本人に特化した資格です。

JATIの資格の種類とは?

JATIの資格は3階級制となっております。
下から
トレーニング指導者⇒上級トレーニング指導者⇒特別上級トレーニング指導者と階級上がっていきます。
階級に応じて科学的根拠に基づく運動プログラムの作成や指導ができる知識があることを意味しています。

トレーニング指導者 JATI-ATI:Accredited Training Instructor

一番最初にJATIの中で取得する資格がJATI-ATI(トレーニング指導者)です。
基礎的資格であり、対象者や目的に応じて科学的根拠に基づく適切なトレーニングプログラムを作成と指導ができるようになる資格です。

資格を取得すると一般人向けのトレーニング指導からアスリートまで、幅広く指導することができる知識を身につけることが出来ます。

上級トレーニング指導者 JATI-AATI:Advanced Accredited Training Instructor

JATI-ATIの1つ上の資格がJATI-AATIです。
JATI-AATIはさらに高度な知識を得ているとともに、トレーニング指導能力や実技技術を身につけていることを証明しています。

プロアスリートなどのハイレベルな方を対象としていたり、大学や専門学校等の教育機関にて今後トレーニング指導者を目指している方への教育や養成に携わっていくことを目的としている方にオススメしています。

特別上級トレーニング指導者 JATI-SATI:Senior Accredited Training Instructor

JATI-AATIのさらに上級の資格がJATI-SATIです。
JATIの資格の中でも、最も高度な知識やトレーニング指導法、トレーニング技術を有している証明となります。

JATI-SATIを取得していると国際的なアスリートへの指導をすることがあったり、大学や専門学校等の教育機関での統括担当者だったりと指導者としての最もハイレベルな役職を担当することができるようになります。

JATIの資格の取得方法

JATIの資格受験条件は下記のようになっています。
・JATIの正会員であること
・大学・専門学校卒業者
・高等学校を卒業し、3年以上の運動指導に従事した経験のある者
上記の2つを満たしている事で、JATI-ATIの資格の受験資格を満たします。

取得する条件も高いものではないため、今後トレーニング指導者としての転職を考えている方やトレーニングの知識を深めたい方にも取得しやすくなっているのではないでしょうか。

取得するまでの流れとしては
①JATIに入会をする
②養成講習会の受講と自己学習課題の提出
③認定試験の受講(一般科目・専門科目)
④認定試験の合格
の流れで取得していきます。

養成講習会に関しては、免除の対象となる方もいますので事前に確認しておきましょう。

JATIの資格を取得する上で必要となる知識

JATIの資格を取得する上で必要な知識は養成講習会で学ぶ内容で、
<一般科目>
・体力学総論
・機能解剖
・バイオメカニクス
・運動生理学
・運動と栄養
・運動と心理
・運動と医学
・運動指導の科学

<専門科目>
・トレーニング指導者論
・各種トレーニング法の理論とプログラム
・各種トレーニング法の実際
・トレーニング効果の測定と評価
・トレーニングの運営と情報活用

の知識が必要となってきます。

JATI資格取得後の仕事は?

JATI資格取得後の働き方は主に3種類です。
1つ目がフィットネスジムやパーソナルジムなどでトレーナーとして働く。
2つ目がフリーランスとしてフィットネスジムなどと契約をし働く
3つ目が独立開業をしご自身でジムを持つ。

多い流れとしてはどこかのフィットネスジムなどに社員などに所属をし経験を積みフリーランスとして活躍をすることです。

他にも治療院やフリーランスとして働きながら、アスリートの現場へ派遣されたり、個人で契約をするなどし、活躍をしている方も多くいます。
働き方も多様なため、ご自身にあった働き方などをすることもできます。

JATIで資格を取得してトレーニングの知識を深めていこう

JATIの資格についてのまとめです。
・日本人の骨格や筋力、トレーニング指導法に合わせて作成された資格になっている。
・JATIは3階級制になっており知識やトレーニングの指導力に応じて階級が上がっていく。
・受験資格を取得するには、最低でも条件を2つ満たしていないとならない。
・資格取得をする上で一般科目の知識と専門科目の知識を覚える必要がある。
・働き方は主に3種類で多様化されている。

資格の取得はトレーニング指導者として活躍していくための第一歩です。
資格取得後も常に学び向上していくことが必要となっていきます。
また、1つでも上の階級を目指していくことにより、トレーニング指導者としての信頼も高くなっていくでしょう。

これからJATIの資格を取得する方の参考になれば幸いです。

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