掲載日:2021年06月14日  更新:2022年03月27日

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整体院を開業したい!資格なしでも大丈夫?

今回は、「整体師には、資格が必要なの。」や「実際、資格がない整体師が行ってはいけない施術はあるの。」といった疑問にお答えしたいと思います。
では、早速解説していきます。

整体院は資格なしでも開業できるの?

整体院は、資格なしでも開業することは可能です。正確にいうのであれば、整体院で働く整体師は資格は必要ではありません。つまり資格がない状態で、整体師として働く事が出来るという事です。もちろん資格を取得して働いている人もいます。資格を取得しても、しなくても整体師として働いてもいいということです。
整体師と聞くと、整骨院で働いている人と混合しがちですが全く違います。整骨院で働いている人は、柔道整復師と呼ばれ国家資格を取得した人たちです。この人たちは、治療のスペシャリストととして、ケガの治療などを保険適応の施術を行うことが可能です。
整体師は、治療を行うことは出来ません。また、国家資格を取得せずに施術できるので、保険適応の施術を行うことは出来ません。つまり、整体院は治療は行うのではなく身体の歪みを治したり、硬くなった筋肉をほぐしたりします。

整体院が資格なしで行えることは?

整体院が行える施術は、ケガなどの治療以外の施術です。
分かりづらいと思うので具体的な例をだして、解説していきたいと思います。
1つ目の例は、全身矯正です。これは、多くの整体院が行っている施術です。身体のケアをなにもしていないと、左右の筋肉の柔軟性のズレや身体の使い方のクセから身体に歪みが生まれてきます。どこか1つの部位ではなく、全身の歪みを治す施術です。
2つ目の例は、もみほぐしです。全身の筋肉をほぐすような施術です。社会人の人たちは、毎日会社で働き、様々な部位の筋肉が硬くなっています。その筋肉を柔らかくしてあげることが出来ます。マッサージが好きな人も多く、このもみほぐしも人気の施術です。
3つ目は、運動指導です。運動指導に資格は必要ありません。身体の歪みは、身体の間違った使い方で起こる可能性が高いです。そのため、全身矯正の施術をしてもすぐにもとに戻ってしまいます。運動療法で正しい身体の使い方を覚え、歪みづらい身体にしていくことができます。予防の為に行う施術でもあります。
このような施術は全て保険適応にならないので、6000円~10000円前後の料金になりやすいです。整骨院では、保険適応の施術が多く料金も安いので、整体師として活動するのは大変だと思いがちです。実際人気の整体師になれば、予約でいっぱいになり、1つ1つの施術も高単価なので高収入を得ることも十分にできます。

整体院を開業する際に資格なしでは行ってはいけないこと

整体院を開業するのであれば、しっかりとやってはいけない施術を理解しましょう。インターネットで他の整体院の施術を調べると、様々な施術がでてきます。それを全て参考にしてしまうのはいけません。
なぜなら、整体院の中には、柔道整復師として活動している人もいるからです。つまり、資格がないのに、柔道整復師しかできない施術を行ってしまう可能性があるということです。
そのため、資格がない状態で行ってはいけない施術を理解しましょう。


針、灸

針や灸を使った施術は、鍼灸の国家資格を取得した人しか行うことはできません。整体院の中には、鍼灸の国家資格を取得した人も多く存在しているので、針や灸の施術を行っているところがあります。しかし、資格がないのであればこのような施術は行ってはいけません。

骨折、打撲、捻挫、挫傷などの施術

柔道整復師であれば、骨折や捻挫の治療のための施術を行うことができます。資格がなければ、行ってはいけません。矯正や、もみほぐしなどを行うことは問題ありません。
出来ない施術が多くショックをうけるかもしれません。しかし、出来る施術の腕がよければお客様は必ず来院してくれます。

整体院で開業し成功するために資格よりも大事なこと

ここまでは、資格について詳しく解説してきました。しかし、整体院を開業し成功するために必要なのは資格ではありません。
最後に、整体院を開業し成功するために大事な2つのことを紹介したいと思います。絶対この2つのことができれば成功するとはいえませんが、成功している整骨院はこの2つは必ず出来ています。

お客様が満足するか

整体院にくるお客様が必ずなんらかの不調があります。その不調を改善し、お客様が満足するかどうかが整体院の評価です。資格があるかないかではありません。資格がない整体師はできない事も多いですが、できる施術の腕が高くお客様を満足させることができれば、一切問題ありません。保険適応の施術よりも料金が高くなりますが、お客様は不調を治してくれるのであれば多少高い施術の料金も支払ってくれます。

様々な知識

成功する整体院の整体師は、たくさんの知識を持っています。ケガの治療ができませんが、ケガの状態をよくするアドバイスをするのは問題ありません。例えば、椎間板ヘルニアの人は猫背の人が多く、お尻、太腿の後ろが硬いと猫背になりやすいです。理由としては、脊柱のアライメントが崩れ、椎間板が押し出されてしまうからです。
このような知識があれば、お客様にお尻、太腿の後ろのストレッチを教えてあげる事が出来ます。そのストレッチで少しでもお客様の症状が改善したのであれば、お客様はより信頼してくれるようになります。
そうなれば、お客様が色んな人に整体院を紹介してくれるようになり、人気の整骨院となるでしょう。

まとめ

・整体院を開業するのに、資格は必須でない
・正確にいうと、整体院で働く整体師は資格がなくても問題はない
・整体師とよく間違えられるのは、柔道整復師
・柔道整復師は、国家資格でありケガの治療を行う事ができ、保険適応の施術ができる
・整体師は、ケガの治療を行うことはできず、保険適応の施術は行うことはできない
・整体師が資格なしでできる具体的な施術は下記のとおり
 ・全身矯正
 ・もみほぐし
 ・運動指導
・整体師が資格なしでできない施術は下記のとおり
 ・針や灸を使った施術
 ・骨折・捻挫・打撲などの治療を目的とした施術
・整体院を開業し成功するために大事なこと
 ・お客様を満足させる事ができるか
 ・様々な知識があるか

ここまで読んで下さり、有難うございます。
多くの人が整体師と柔道整復師を一緒だと勘違いしています。そのため、資格を取得してないと整体院を開業できないと思いがちですがそんな事はありません。
お客様を満足させる事ができる確かな腕と、確かな知識があれば、整体院を開業し成功する可能性は高いといえるでしょう。

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