掲載日:2023年06月25日  更新:2023年06月28日

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ジムオリジナルプロテインの現状とメリット、さらなる拡大に向けた取り組み

今、フィットネスジム·スタジオに必要なサービス·アイテムとは。
最新の動向と今後の展望について業界のリーディングカンパニーに訊いた。

ジムオリジナルプロテインの現状とメリット、さらなる拡大に向けた取り組み。

プロテインOEMの小ロットの登場でオリジナルブランドを持つジムも

最近の動向として、自社オリジナルのプロテインブランドを持つパーソナルジムが増えています。複数店舗を抱える企業はさらに積極的に自社ブランドを開発しています。

自社ブランドの開発(OEM)時の最大の課題は製造ロットが大きいことです。一般的には1,000~3,000袋が最小ロットで、1,000袋でも大型倉庫が必要になってしまい、小規模ジムでは現実的に厳しいです。
弊社REDASをはじめとして、最近は最小ロット100袋程度から製造できるOEMが増えており、オリジナルブランドのプロテインを作る垣根が低くなっています。

日常での単純接触が増え、プロテインがリマインダーの役目に

トレーニングジムが自社プロテインを販売することのメリットは、①収益性の高さ、②ブランディングにより新規顧客の獲得や休眠退会防止につながることです。
例えば、自社プロテインを新規集客のフックとしてプレゼントしているジムがあります。また、プロテインはジム通いのお客さまの栄養素の中心なので、ジムオリジナルのプロテインが日常的に目に入ることでリマインダーの役割となり、ジムから足が遠のくことを防止するのに役立ちます。
実際に、業界トップの店舗数を誇るカーブスは、プロテインに馴染みのない主婦層向けのオリジナルプロテインを販売したことで、会員からのプロテインの売上が年間156億を超え、会社全体の売上の50%以上を占めるにまで至っています。

オリジナルブランドを作るにはマーケティング力が不可欠

オリジナルプロテインを作る際は、ターゲットや摂取シーンを定めてから、以下の4要素を決めていく必要があります。
①プロテインベース(ホエイ・ソイ・ピーなど)
②サポート成分(ビタミンなど)
③副素材(アミノ酸など)④フレーバー
例えば、女性がターゲットの場合は甘い味のほうが好まれますし、男性ターゲットの場合は薄味で甘ったるくないほうが好まれます。また、運動後の摂取を想定するのであればさっぱりした味にしたり、朝食代わりに飲むのであればコーヒーとカフェオレなどどっしりとした味が好まれます。

オリジナルプロテインのさらなる拡大へ

自社プロテインを開発したものの、既存のお客さまに販売するだけで、販売促進ツール(LP、SNS、広告など)を作れていない企業が多いことに気づきました。適切な販売促進活動を行うだけで売り上げが倍以上に伸びると言われています。
自社だけで対応することが難しいというニーズに応えるべく、REDASでは100社以上の規模で共同ブランドを作ろうという企画を立ち上げ中です。
プロテインは機能性と同じくらい美味しさが重要ですが、REDASはフレーバーラボという研究所と味の開発チームが社内にあるので、美味しさには自負があります。プロテイン専門の自社工場があり柔軟性が高い点も強みです。ぜひ一緒に共同ブランドを作っていきましょう。

大丸 裕介(プロまる)さん
Yusuke Daimaru
REDAS株式会社 (リーダス)
代表取締役

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