クライアント思いのトレーナーが開発したプロテイン
当時、トレーナーとして多くのお客さまのトレーニングをサポートする中で、その効果を高めようとプロテインを勧めるものの、独特な味や、粉っぽさから、継続して飲んでもらえないことも多くあった。
「美味しくて飲みやすいプロテインがあったらな」
いつしか、自分でプロテインを開発したいという思いを抱くようになっていた。そして、その思いが、約20年の時を経て実現に向けて動き始めた。
菅原さんは現在、全国にJOY FITやFIT365ブランドで300店舗以上を展開する株式会社ヤマウチのジョイフィット・ヘルステック・カンパニーのカンパニー長。JOY FITグループの施設でトレーニングに励む多くの会員さまお一人おひとりに継続して飲んでもらえる、おいしいプロテインの提供を目指して、2018年から開発に着手、2022年6月に販売を開始した。
特にこだわったのは、「溶けやすさ」と「飲みやすさ」。
「溶けやすさ」については、シェイカーを2~3回振っただけで滑らかな舌触りになるよう、粒子一粒ひと粒にコーティングをかける造粒という技術を採用。プロテインの種類は、「ホエイ」「ソイ」「カゼイン」の3種類を目的別に配合しているが、成分量を少し変えるだけで溶けやすさが変わってしまい、開発段階で最も苦労した部分でもある。
「飲みやすさ」については、摂取するシーンに合った味にこだわった。
トレーニング前後に飲む「ストイックプロ(黒)」では、気分が上がるピーチ味とマンゴー味で、さらりと飲める爽やかな味。女性向けの「ビューティプロ(ピンク)」は、ヒアルロン酸やコラーゲンも含み、食事の置き換えとしても飲めるようにと、心も満たされる美味しいココア味。夜用の「トリプルX」は、寝る前にやさしいミルクティ味。寝ている間にタンパク質が体内に長時間残り、成長ホルモンの分泌により、確実に吸収されるように、分解速度が違う3種類のタンパク質(ホエイ、ソイ、カゼイン)を配合している。
菅原さん自身、20年前にトレーニングに励んでいたころは、夜中に目覚まし時計をかけてプロテインを飲んでいた経験もあるという。「こんなプロテインがあったらな」という思いは、ここにも活かされている。
発売以来、売れ行きも好調で、その美味しさと飲みやすさで、リピート率も高い。メンバーの方々がTENTOIROを手にしている姿を見ると、涙が出るほど嬉しいとその思いを語る。
「若いころからの思いを実現できる有難い機会をいただきました。その分、その思いにとことんこだわり、納得できるまで試作を重ねました。トレーニングでカラダを変えたいすべての方に、また、その思いに寄り添うトレーナーの方々、クラブの方々にもおススメしたいです」