掲載日:2021年06月14日  更新:2022年03月27日

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理学療法士の資格手当について

理学療法士の資格を取得している方で、手当をもらっている方、もらっていない方がいたりするのではないでしょうか。
また、資格を取得した際どのくらい手当が出るものなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は理学療法士の資格手当や理学療法士として給料を上げていくには、どのようにしたらいいのかをまとめていきます。

資格手当の参考にしてください。

理学療法士の資格手当を含んだ給料はどのくらい?

理学療法士の平均年収は厚生労働省の統計によると
約410万円
となっています。

理学療法士の給料は年齢や実務経験、実績、役職により変わってきます。
各モデルケースを見てみましょう。

モデルケース1

総合病院で働いている新卒者の場合
・基本給 170,000円
・資格手当 20,000円
・住宅手当 5,000円
・残業手当 30,000円
合計:225,000円

こちらが月給となっております。
世間の新卒の初任給が約20万円ほどです。
理学療法士は国家資格である分、手当てが乗り少し高くなっています。

その他にも手当てが乗る病院もあるようです。

モデルケース2

総合病院で働いていて、役職(技師長)のある場合
・基本給 385,000円
・資格手当 20,000円
・住宅手当 15,000円
・残業手当 40,000円
合計:460,000円

さらに病院によっては役職手当などが乗り、給料が上がる場合もあります。
資格手当自体の金額は変わらずですが、実務経験年数や年齢、実績、役職に応じて基本給が上がっていきます。
また、その他手当も病院により出るところもあります。

理学療法士の資格以外の手当て

理学療法士が取得しておくと手当として給料が合が上がる可能性のある資格は、
・認定理学療法士
・専門理学療法士
・心臓リハビリテーション指導士
・呼吸療法認定士
・栄養サポートチーム専門療法士
・認知症ケア専門士
・福祉住環境コーディネーター
・日本糖尿病療養指導士
・義肢装具士
・健康運動指導士
などがあります。

手当として認定されていなくてもキャリアアップにつながり、基本給の昇給などにつながる可能性があります。

理学療法士と合わせて持っていてほしい資格でもあるため、転職の際に給料面に考慮されたり、活躍の場を広げることもできます。

理学療法士の資格手当以外に給料を上げる方法は?

資格手当以外に給料を上げていく方法としてあるのは、勤続年数や実績を積み活躍の場を変えていく方法です。

考えられる方法としては、
・現在働いているところで役職や管理職になる。
・介護の分野で訪問介護などを担当する。
・アスリートの現場で、リハビリ担当として働く。
・機能改善の経験を活かしフィットネスジムなどで働く。
・ご自身で機能改善などの施設を開業する。
・クリニックで働く。
などです。

1つ1つ見ていきたいと思います。

現在働いているところで役職や管理職になる。

1つ目が現在病院で働いている場合には、勤続年数を積み重ねて役職をつけたり、管理職を目指して働いていくことです。

役職がつくことにより1つのチームのリーダーを任されるので、その分責任が増え給料に反映される形になります。
チームのリーダーになっていくには、理学療法士としての技術力はもちろんのこと、チームをまとめるマネジメント能力やコミュニケーション能力が必要になっていきます。

介護の分野で訪問介護などを担当する

2つ目が介護の分野に活躍の場を移し訪問リハビリなどを担当することです。

基本的には患者さんから依頼があると仕事をするという形となりますので、技術力以外にも営業能力が必要になってきます。

現在理学療法士として働く中で最も高収入が狙える仕事として、関心を持つ方が多い分野です。

アスリートの現場で、リハビリ担当として働く

3つ目がアスリートを相手とした仕事です。

アスリートの現場ではどうしてもケガをする可能性が高く、ケガから試合復帰まで速やかに行う必要があります。
その分、求められる実績や経験年数も大切ですし、そのスポーツの特性を理解しておく必要があります。

働き方もチームに所属して働く方法や選手個人について働く方法などがあります。

機能改善の経験を活かしフィットネスジムなどで働く

4つ目がフィットネスジムなどでトレーナーやスタジオインストラクターとして働く方法です。

フィットネスジムで働く場合には、リハビリというよりも機能改善としての分野で活躍することになるかと思います。
トレーナーとしてフィットネスジムと業務委託契約を結び、依頼があり次第セッションを行っていきます。

スタジオインストラクターとして働く場合には、ピラティスなどのリハビリに精通しているレッスンの資格を取得し担当していきます。
ピラティスは近年人気が出てきており、理学療法士とピラティスの資格をかけ合わせて活動している方も増えてきています。

ご自身で機能改善などの施設を開業する

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