掲載日:2021年08月15日  更新:2021年10月07日

NEW

スポーツ・健康ビジネスの就職ガイドRecruit Magazineリクルートマガジン 2022新卒向け

就職希望者必読フィットネス業界を徹底分析!
Club Business Japan

東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー24F 採用担当
TEL:03-5784-7749(受付10:00~19:00)
MAIL:tw-saiyo@totalworkout.jp

株式会社クラブビジネスジャパン

インストラクター・トレーナーのキャリアマガジン
NEXT
購読者募集中
購読申し込みはコチラ
info@fitnessclub.jp
毎月25日発行
※施設への無料配布(5部以上)を承ります。お電話かメールにてお申し込みください。


フィットネス求人サイト
フィットネスジョブ

トレーナーの求人・養成セミナー情報量NO.1
新規会員登録募集中
かんたん!会員登録はコチラ
https://www.fitnessjob.jp/
求人情報や口座情報を随時UP新鮮な情報を業界随一のボリュームで提供しています!

株式会社クラブビジネスジャパン
TEL:03-5459-2841
www.fitnessclub.jp/next
info@fitnessclub.jp

Grobal ダイナミックに成長し続けている世界のフィットネス市場

欧米では、フィットネス経営企業がスピーディに革新的な取り組みをしていて、日本よりもはるかにフィットネスが日常に深く浸透している。アメリカをはじめ成長する世界市場の動きや今後日本でもトレンドとなるかもしれない海外プレイヤーの展開内容について紹介しよう。経済のグローバル化が進むなかこうした情勢にも常にアンテナを立てておくことが必要となろう。

フィットネス市場、成長

世界のフィットネス市場は、いずれも成長著しい。表1に示す通り、世界最大のフィットネス参加人口を誇るアメリカと、アメリカと近いライフスタイル、カルチャーをもつイギリスともに、クラブ数、会員数を上昇させてきている。景気の浮き沈みなどにもそれほど左右されずに、上昇トレンドを描き、成長してきている。表には掲載していないが、スウェーデンやノルウェーといった国々もこの間にフィットネス参加人口が急上昇し、アメリカやカナダと同様に参加率が20%前後にまで達している。

日本のルネサンスなどが参入するアジア・アセアン諸国にも、VirginActiveなどの外資系企業や地元資本の企業が果敢に出店し、フィットネス参加率を引き上げている。特に、中国は成長著しく、調査会社IBISワールドによると、過去5年で2倍近くまで成長し、2015年末時点で6,060億円を超える市場規模に達している。これは日本の市場規模のおよそ1.5倍にあたる。

市場活性化、革新の可能性

表2をご覧いただきたい。世界のフィットネス企業の売上高トップ25だ。ほとんどが、前年から売上高を大きく伸ばしている。この表に掲載されている企業をみると、従来からランクインしている大型総合クラブもみられるが、例えばPlanetFitnessなどのユニークなビジネスモデルをとる新興企業もみられる。これは、この市場が活性化していると同時に、まだイノベーションの余地が十分あることを示している。

この表にはまだランクインしていないが、最近急速に売り上げを上げている企業もたくさんある。また、AppleWatchやFitbit、Noom、FiNCテクノロジーズなど、ウエアラブルやスマホを活用した利便性の高いサービスも多数開発され、生活者・勤労者の多様なフィットネスニーズに応えている。

フィットネス業界が、いかに成長しているか、またそのフロンティアがいかに活性化しているかがわかる。

[表1]日・米・英のフィットネスクラブ市場の規模と推移

[表2]2019世界市場での直営クラブ売上高トップ25

Point フィットネス企業から内定をとるためのポイント

就職活動を始めてみたものの「なかなか内定が出ない......」なんて悩みにぶつかるときが来るかもしれない。そんなときには、この『リクルートマガジン』編集長の古屋武範から就活生に贈るメッセージを読んで欲しい。内定を勝ち取るには、頭の良さや外見、学力なんて関係ない!コンピテンシーや価値観を備えているかどうかが最重要なのだ。

「採りたい人」を理解するそれが勝負の分かれ目

フィットネスクラブの経営者や人事担当者、優秀な新入社員らに数多く取材していると、内定をとる人にはある共通したポイントがあることに気付く。内定をとる人は、企業の「採りたい人」をよく知っていて、その像と本人像がよく合っていることをきちんと伝えることができていることだ。逆からいえば、自分を企業の「採りたい人」に合わせてよくアピールできているということである。「なんだ、そんなことか」というなかれ。実は、本当にそのことがわかっている人はとても少ない。無意識のうちに、一方的に(企業が求めていない)自分の特徴をアピールしている学生が実際にはいかに多いことか。これでは苦戦するのも無理はない。
内定をとりたいならば、まず入社したい企業の「採りたい人」像を、さまざまな情報網をたどり、明確にしていかなくてはならない。そのうえで、エントリーシートや面接などを通じて自分にその「採りたい人」の要件が備わっていることを、考え方や過去の経験、エピソードなどを交えて効果的に伝えられないといけ(百万ドル)ない。さらにいえば、その企業で自身の強みを活かして、何でどう貢献するかまで具体的に伝えられるといい。

企業が採りたい人の要件は、各社が「コンピテンシー」や「価値観」としてまとめている。コンピテンシーとは、その企業で高い成果をあげている社員が共通して備える行動特性や実践能力のことをいう。また価値観とは、その企業が大切にしたい基本的な行動特性や実践能力のことをいう。

本誌をここまで読んできたなら、ある程度各社のそれがわかっていることだろう。ある企業のコンピテンシーはホスピタリティと変化対応能力であり、またある企業の価値観は、問題発見・解決力と変革マインドであり、またある企業の価値観は自立心や当事者意識であったりする。

コンピテンシーや価値観を知るためには入念な下調べと努力が必要