スイミングインストラクターが活躍している働き場所として一番多いのはスイミングスクールやフィットネスクラブです。これらの場所では勤務形態が正社員からパート・アルバイトまで幅広く用意されていて、季節により利用者数に幅があるため、別の仕事の掛け持ちをするなど自由な働き方を実現しやすい職業です。
また、正社員として勤務する場合には生徒さんへの指導だけでなく、デスクワークなどの事務仕事から運営の仕事に関わる機会も増えることが多く、キャリアを積んでいくことも可能です。

スイミングインストラクターが指導する対象は、子供からお年寄りまで幅広い層があり、それぞれの対象によって、指導内容が異なります。本格的に水泳を上達させたい子どもたちには競泳に特化した指導が必要になり、健康や身体作りのために受講する人には、安全で水泳の楽しさや魅力を伝えることが指導の中心になります。
また、幼児や妊婦、高齢者への指導は危険を伴うことも考えられるため、十分な経験や知識、より上級な資格を取得する必要があります。

スイミングインストラクターが教えている内容には、いくつかの種類があります。
・水に慣れる、水泳の楽しさを伝える
・本格的な競泳技術
・水中でのエアロビクスなどの体操指導
特に、スイミングインストラクターは水泳を教える以外にも女性や高齢者を対象としたクラスでは、エアロビクスを教えるケースもあります。
水中で実施するエアロビクスは関節などへの負担を避けながら脂肪を燃焼できる有酸素運動として注目を集めている運動の1つです。

スイミングインストラクターは、指導を通して水泳の楽しさや魅力を伝えたり、人の成長を支えることに喜びを感じられる仕事です。しかし、スイミングインストラクターの仕事は、長時間に及ぶ水の中での指導になるため、想像以上に体力を奪うことになることから体調管理が必須であり、同じ内容の指導を別の生徒に向けての発信を反復する仕事になるため、マンネリ状態に陥りやすい点もあります。
それでも泳ぐことが好き、人に教えることが好きであったり、子どもの成長を喜ぶことができる人に向いていて、やりがいを感じて働くことができる要素が多い職業です。

スイミングインストラクターは泳ぎ方の指導からスイミングの楽しさを伝え、安全に効率的におこなえるようにする仕事です。
スイミングは、競泳だけでなく、健康増進や体力向上、ダイエットなどに高い効果があるため、多くの人がおこなっているスポーツであり、適切なアドバイスをしてくれるスイミングインストラクターは人気が集まっています。
また、スイミングインストラクターは水泳を通して教える人に感謝されたり、子どもの成長を支えるとてもやりがいを感じられる仕事といえます。