掲載日:2021年08月08日  更新:2021年10月07日

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【先輩の声】マネージャー・支配人に聞く フィットネスクラブの仕事

フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。
彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。
入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について聞いた。
マネージャーや支配人の想いを知ることは、今後のビジョンを描くうえでの参考になるだろう。

志水さんは高校3年生のときに、プロ野球選手のトレーナーとして、現在トータル・ワークアウトプレミアムマネジメントで代表取締役会長を務めるケビン山崎氏の存在を知り、トレーナーという職業に興味をもった。同氏から直接教えを受けたいと、大学卒業後の2007年に入社した。

「トレーナーの活動を通じて、お客さまの人生の転機となるような瞬間に何度も立ち会うことができました。今でも指導方法に悩むときはありますが、そのようなときはケビンに相談に乗ってもらっています」

現在は社内でもトップランクの資格をもつトレーナーとして、一般の方から様々な競技アスリートを指導するほか、後進の育成やプログラムの開発、さらにはトレーナーを目指す学生に向けて講演を行うなど、幅広い活動を行っている。

“同行するスタッフの1人”から認められた存在に

これまで多くの人を指導するなかで、特に印象に残っている出来事がある。

「あるプロ野球選手の指導に携わるようになったのですが、最初の数年間は、ケビンに同行するスタッフの1人としてしか見られていなかったんです。それがある日、『なぜそんなに一所懸命なんだ?』と声をかけてくれて、そこから抱えている悩みなどをいろいろと話してくれたのです。そうして『サポートしてくれて、とても感謝している』という言葉をいただいたときは、とても嬉しかったことを覚えています」

指導にあたる際、志水さんは事前にお客さまのことを徹底的に研究・分析する。アスリートであれば競技成績のほか、SNSでの発信内容から心理状況を読み取ったり、彼ら彼女たちの周辺状況なども調べる。これにより、お客さまが言葉にする前に悩みや課題を把握できるようになり、適切な提案ができるようになるためだ。

「当社はおもてなしの心をとても大切にしています。それは相手に気に入られるためではなく、相手にとって必要な存在になるためのおもてなしです。私もこの意識を大切にしています」

先のプロ野球選手も、そのような意識で真摯に取り組む志水さんのことを見ていたのだろう。

知識や経験をさらに磨き人が自然と集まる存在に

「これからはケビンのように、そのパワーに引き寄せられて自然と人が集まってくるようなトレーナーになりたいと思います。そのためにも技術や対応力をさらに磨いていきます。また、大学生や高校生を指導する機会も多いのですが、若い彼ら彼女たちを指導することで日本のスポーツパフォーマンスの向上につなげていけたらと思います。そのためにも、ほかのトレーナーたちと組むなどして、自分のこれまでの経験を伝えていく活動も行っていきたいです」

コロナが収束した後には、再び国内外を指導で飛び回る忙しい生活が始まるだろう。そこで得た様々な知識や経験を発信することで、志水さんは日本全体のスポーツパフォーマンスの向上に貢献していきたいと考えている。

学生へのメッセージ

トレーナーとして結果を出すには、お客さまのことを多方面から分析し、知ることが大切です。企業分析も同じで、HPだけで情報収集するのではなく、顧客からどう評価されているのか、また評価されていない点があるとすればどこなのか、良い面・悪い面をきちんと調べることが大切だと思います。そのうえで、その企業で自分が貢献できることは何だろうかと考えてみるといいでしょう。

TOTAL Workout Lab.
Chief Engineer Persoal Trainer
志水浩二さん
Koji Shimizu
1984年愛知県生まれ。学生時代は野球部に所属。07年駒澤大学経営学部卒業後、トータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社に入社。アシスタントマネージャーを経て、18年よりTOTALWorkoutLab.ChiefEngineerPersoalTrainerを務める。

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